東芝メモリとウエスタンデジタルが描く記憶装置の未来!次世代100層超NANDフラッシュメモリが2020年に量産開始へ

私たちの生活を支えるスマートフォンやクラウドサーバーの心臓部ともいえる、記憶媒体の世界に大きな動きが出てきました。2019年09月30日、米半導体大手ウエスタンデジタルの技術兼戦略統括責任者であるシバ・シバラム氏が、今後のメモリ市場の展望と東芝メモリとの強固な協力体制について語っています。一時期は冷え込んでいた市場ですが、現在は「底を打った」という力強い実感が示されているのです。

SNS上でも、このニュースに対して「ようやくメモリ価格が安定するのか」「東芝メモリとWDのタッグはやはり最強だ」といった期待を寄せる声が多く見られました。データセンター向けの需要は2018年10月から12月にかけて一時的に落ち込みましたが、顧客側の在庫調整が進んだことで、再び成長の軌道に乗ることが確実視されています。次世代通信「5G」の本格化を前に、動画視聴や交通データの増大が市場を牽引しているといえるでしょう。

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驚異の「100層超」へ!進化し続けるNANDフラッシュメモリの正体

ここで専門用語について少し触れておきましょう。NAND型フラッシュメモリとは、電源を切ってもデータが消えない「不揮発性」の記憶装置のことです。現在、主流となっているのは「96層」という、ビルを高く積み上げるように記憶素子を垂直に並べる技術ですが、シバラム氏は2020年にはさらに高密度な「100層以上」の新製品を投入することを明言しました。これにより、より小型で大容量なデバイスの誕生が期待されます。

一方で、長年親しまれてきたHDD(ハードディスクドライブ)も依然として重要です。ウエスタンデジタルは、高速なSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)と大容量なHDDの二本柱で、年率35%を超える需要の伸びに対応していく構えを見せています。次世代の新しいメモリ技術の研究も並行して進んでいますが、今後5年以内はNAND型メモリが主役の座を譲ることはないという、業界リーダーとしての自信に満ちた見解も示されました。

強固な絆で結ばれた東芝メモリとの20年と、これからの世界戦略

かつては事業売却を巡る対立もありましたが、東芝メモリとのパートナーシップは2019年現在、非常に良好な状態にあるようです。協力関係が始まってから20年、岩手県北上市で建設中の新工場も2020年下半期には本格的な稼働を予定しています。シバラム氏は、東芝メモリの上場が成功し、十分な資金を確保することで、共に世界の半導体業界をリードし続けることを切に願っていると語りました。

2019年06月15日に発生した四日市工場の停電トラブルについても、現在は正常な生産体制に復旧しているとのことで、ファンや投資家も一安心といったところでしょうか。米中貿易摩擦という不透明な外部要因はあるものの、中国勢などの新規参入企業に対して「技術で2世代先を走っている」と断言する姿勢には圧倒されます。最先端技術を守り抜く姿勢こそが、デジタル社会の安定を支える礎になるはずです。

私自身の見解としても、この両社の協力体制は日本の製造業にとって非常に重要な希望の光だと感じます。技術革新のスピードが速い半導体業界において、20年もの間、国境を越えて切磋琢磨し合える関係は稀有なものです。データの爆発的増加が続く現代において、彼らが提供する「記憶の基盤」が、私たちの未来をより豊かで便利なものに変えてくれることは間違いないでしょう。

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