秋の味覚に異変?国産マツタケ価格が昨年の3倍に急騰、気になる今後の相場と賢い楽しみ方

秋の訪れとともに食卓を彩る主役といえば、やはり「香りの王様」と称されるマツタケでしょう。しかし、2019年10月05日現在の市場では、例年になく厳しい状況が続いています。東京の卸売市場において、岩手県産をはじめとする国産マツタケの価格が、前年の2倍から3倍という異例の高値を記録しているのです。

この記録的な高騰を招いた主な要因は、今シーズンの厳しい気象条件にあります。マツタケの発生には適度な湿気と気温の低下が不可欠ですが、今年は記録的な高温と雨不足が重なってしまいました。これによって菌糸の成長が妨げられる「生育不良」が起きているため、市場への流通量が激減し、希少価値が跳ね上がっている状況です。

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和食店も悲鳴!SNSで話題の「高嶺の花」現象

この急激な値上がりは、プロの現場にも暗い影を落としています。旬の味覚を大切にする高級和食店では、仕入れ価格の暴騰によってメニューの維持に頭を抱える店主が後を絶ちません。SNS上でも「国産マツタケがあまりに高すぎて手が出ない」「スーパーの棚を見て驚愕した」といった驚きの声が次々と投稿されており、秋の楽しみが遠のく様子が伺えます。

一方で、視点を変えると明るい兆しも見つかります。国産が苦戦する一方で、中国やカナダなどからの輸入品については、現地での天候に恵まれ非常に豊作だというニュースが入ってきました。こちらは昨年並みの手ごろな価格で安定しており、家庭でマツタケご飯やお吸い物を楽しむのであれば、輸入品を賢く活用するのが現在の最適解と言えるでしょう。

編集者としての私見ですが、国産マツタケの香りは格別とはいえ、これほどの価格差があると「季節を味わう」ことへのハードルが高まりすぎてしまいます。自然の恵みは天候次第という厳しさを改めて実感しますが、まずは手頃な輸入品で秋の香りを感じつつ、国産の収穫量回復をじっくりと待ちたいところです。

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