東京都が次世代のデジタル社会を切り拓くべく、かつてない大規模なプロジェクトに乗り出しました。小池百合子知事は、超高速・大容量の通信を実現する「5G」の整備を劇的に加速させるため、国内主要キャリア4社のトップを一堂に集めた「5Gサミット」の開催を決定したのです。
記念すべき第1回目の会合は、2019年11月08日に東京都庁の庁舎内にて執り行われる予定です。このサミットには、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクという既存の3大勢力に加え、新規参入で注目を集める楽天モバイルの社長も参加し、まさに「通信界のオールスター」が顔を揃えます。
そもそも5G(第5世代移動通信システム)とは、これまでの4Gに比べて通信速度が飛躍的に向上し、遅延がほとんどなくなる技術を指します。自動運転や遠隔医療といった未来のインフラを支える根幹となるため、各社がしのぎを削る中で東京都が主導権を握る形となりました。
インターネットの父も参画!実務レベルで進むインフラ変革
この会議の重要性を物語っているのが、その豪華な脇役陣の存在でしょう。座長には「日本のインターネットの父」と称される慶應義塾大学の村井純教授が就任し、さらに通信共有インフラを手がけるベンチャー企業、JTOWERの社長も専門的な知見を提供するために加わります。
SNS上では「ついに都が本気を出した」「五輪に向けて5Gがどこまで広がるか楽しみ」といった期待の声が上がる一方で、「基地局の設置場所確保が鍵になるのでは」という鋭い指摘も見られます。こうした懸念を払拭するため、サミットは一度きりで終わらず継続的に開催される方針です。
今後は首脳陣の対話だけでなく、現場に近い実務者レベルでの検討会も並行して実施されます。官民が密接に連携することで、煩雑な行政手続きの簡素化や、都が持つ公共施設の開放といった具体的な施策がスピード感を持って進められていくことは間違いありません。
編集者としての私見ですが、今回の東京都の動きは単なる「通信環境の改善」に留まらない意義があると感じています。世界中の都市がスマートシティ化を競う中で、自治体が旗振り役となってキャリアの垣根を越えさせるこの手法は、日本のデジタル競争力を再燃させる起爆剤になるはずです。
コメント