駿河湾の宝石が2年ぶりに帰ってきた!サクラエビ秋漁解禁と、守り抜くべき伝統の未来

静岡県が誇る駿河湾の至宝、サクラエビが帰ってきました。2019年10月23日の夕刻、待望の秋漁が幕を開け、初日には約2.5トンの水揚げを記録しています。翌日の2019年10月24日早朝、由比漁港と大井川港では活気あふれる初セリが執り行われました。

セリ場を包み込む独特の熱気は、まさに2年ぶりにこの「海の宝石」を迎えられた喜びの現れでしょう。SNS上でも「ようやく地元の味が楽しめる」「食卓にあの鮮やかな赤が戻るのが待ち遠しい」といった、期待に胸を膨らませる声が数多く寄せられています。

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資源保護という高い壁と、苦渋の自主規制

しかし、手放しで喜んでばかりはいられない厳しい現実も存在します。サクラエビは現在、極端な不漁に見舞われており、漁師の方々は資源を枯渇させないための「自主規制」という独自のルールを設けて、漁獲量を厳格に管理しているのです。

これは将来的に持続可能な漁業を維持するための、涙ぐましい努力といえるでしょう。今回の水揚げも、広大な海の中に見える魚影(魚の群れを魚群探知機などで捉えた反応)が極めて薄いなかで、なんとか確保された貴重な恵みに他なりません。

安定した供給を実現するまでの道のりは、依然として険しい状況が続いています。セリに参加する仲買人の方々にとっても、高騰する仕入れ価格を支え続ける「体力」は限界に近づいており、商売の継続を危惧する切実な声が漏れ聞こえてくるほどです。

編集者としての私見ですが、私たちはこの希少な恵みをただ消費するだけでなく、その裏にある環境変化や漁業者の苦悩にも目を向けるべきでしょう。今は少しずつでも、駿河湾の生態系が豊かさを取り戻していく過程を、温かく見守りたいものです。

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