【カインズ】ネット注文を店舗ロッカーで!2021年度までに全国展開を目指す「時短&納得」の画期的サービスとは?

ホームセンター大手のカインズが、デジタルと実店舗を融合させた新たな買い物体験へと舵を切ります。2019年11月30日、同社はオンラインショップで注文した商品を店舗の専用ロッカーで受け取れる新サービス「カインズピックアップロッカー」の全国展開を発表しました。この取り組みはホームセンター業界では初の試みであり、まずは2019年12月2日に埼玉県さいたま市の浦和美園店へ導入される予定です。

このサービスの最大の魅力は、広い店内を歩き回ることなく、お目当ての商品をスムーズに手に入れられる点にあります。ロッカーには大小さまざまなサイズが用意されており、最大で高さ180センチメートル、幅50センチメートルという特大サイズまで完備されています。これにより、店舗に在庫がない色違いのアイテムや、普段は店頭に並ばないEC専用の商品など、最大50万点もの膨大なラインナップが受け取りの対象となるのです。

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「見てから決める」が可能な安心感と利便性の両立

SNS上では、この発表に対して「広い店内を探す手間が省けるのは助かる」「仕事帰りにパッと寄れる」といった期待の声が続出しています。特筆すべきは、注文時に「店舗支払い」を選択すれば、実際に商品を確認してから購入の可否を決められる点でしょう。プロ向けの工具や色味を重視するインテリア用品など、「実物を見ないと不安」という顧客心理を巧みに汲み取った、デジタル完備のネット通販には真似できない強みといえます。

カインズが掲げるこの戦略は、いわゆる「OMO(Online Merges with Offline)」の先駆けと言えるかもしれません。OMOとは、オンラインとオフライン(実店舗)の境界線をなくし、顧客が最も便利な方法で買い物を楽しめるようにするマーケティング手法を指します。ネット通販の利便性と、店舗で実物に触れられる安心感を見事に融合させており、単なる効率化を超えた「納得感のある買い物」を提供しようとする姿勢が伺えます。

私自身の視点としても、AmazonなどのEC巨人が台頭する現代において、全国に拠点を持つ実店舗が「物流のラストワンマイル(最終拠点)」として機能することの意義は非常に大きいと感じます。ロッカーでの受け取りついでに、ついつい他の日用品も買ってしまう「ついで買い」の効果も期待でき、店舗の活性化にも繋がるでしょう。2021年度までに約100店舗への設置を目標とする同社の挑戦は、今後の流通業界を占う試金石となるはずです。

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