81歳でアプリ開発!若宮正子さんに学ぶ「IT×シニア」が切り拓く人生100年時代の新常識

「もう若くないから」という言葉で、新しい挑戦を諦めてはいませんか。世界最高齢のアプリ開発者として知られる若宮正子さんは、人生100年時代においてシニアこそ「学び直し」が必要だと力説されています。特に金融とITの知識をアップデートすることは、豊かな老後を送るための必須条件と言えるでしょう。2019年6月に東京で開催されたG20関連のシンポジウムでも、若宮さんは高齢者の金融教育が認知症予防に繋がる可能性を提唱し、大きな注目を集めました。

若宮さんが提案するユニークなアイデアの一つに「ジジババファンド」があります。これは高齢者が少額ずつ資金を出し合い、未来を担う若者のスタートアップ(革新的な技術で急成長を目指す新興企業)へ投資する仕組みです。たとえ投資が失敗に終わったとしても、社会貢献の一環と考えれば、詐欺被害に遭うよりずっと有意義ではないでしょうか。若者との交流を通じて最新の社会情勢や科学技術に触れることは、シニアの知的好奇心を刺激する最高の薬になるはずです。

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AIスピーカーはシニアに寄り添う究極の味方

スマートフォンの操作を難しいと感じる方は多いですが、若宮さんは「なぜ使えないのか」を開発者に伝えることこそが重要だと説いています。彼女自身、自宅ではAIスピーカーを愛用しており、これこそがシニアの強い味方になると確信されているようです。AIスピーカーとは、音声で指示を出すだけで音楽再生や家電操作ができる端末のことです。初期設定さえ済ませれば、寝たきりの状態になっても声だけで外部と繋がれる点は、高齢者にとって非常に心強い味方となるでしょう。

さらに若宮さんが期待を寄せているのが、AI側から情報を発信してくれる「プッシュ型サービス」の充実です。例えば、災害時に避難情報を音声で知らせてくれたり、急な体調不良の際に自動で救急通報を行ったりする機能が挙げられます。SNS上では「若宮さんの発想は常にユーザー目線で素晴らしい」「自分も親にAIスピーカーをプレゼントしたくなった」といった共感の声が溢れています。テクノロジーは決して若者だけのものではなく、守られるべき人々にこそ必要な道具なのです。

日本の建設業界を支える「おじいちゃん大工」といった熟練の職人たちも、IT武装することでその価値はさらに高まります。ドローンで屋根の上に資材を運んだり、壁の中をデジタル内視鏡で点検したりできれば、伝統の技に最新の効率が加わり、まさに「鬼に金棒」の状態となるでしょう。かつての先人たちが持ち得なかったデジタル技術という恩恵を享受できる私たちは、非常に幸福な時代に生きていると言っても過言ではありません。

LINEは「茶の間」!シニアの心に届くITの教え方

一方で、現在のシニア向けIT教育には課題も山積しています。統計上はスマホを所有していても、実際には充電すら忘れて放置されているケースも少なくありません。若宮さんは、専門用語ばかりの説明書がハードルを上げていると指摘します。例えば、多くの人が利用するLINE(ライン)を、彼女はあえて「茶の間」と表現しました。不特定多数が交差するネット空間を繁華街に例え、気心の知れた仲間が集まる場所としてLINEを定義する視点は、非常に直感的です。

2019年11月14日現在、若宮さんはこうした「シニアの感覚」に寄り添った解説本を執筆中とのことです。専門家にはない独自の切り口で語られるITの世界は、多くの高齢者を勇気づけるに違いありません。私個人としても、彼女の「人生に遅すぎることはない」という姿勢には深く感銘を受けます。技術を使いこなすことは、単なる利便性の追求ではなく、社会との繋がりを保ち、自分らしく生きるための武器になるのだと改めて教えられた気がいたします。

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