2019年11月26日、東京・永田町の自民党本部では、日本の将来を左右する重要な会議が熱を帯びていました。安倍晋三首相の指示を受けた政府の経済対策に対し、自民党は「財源の制約に縛られず、機を逃さずに投資を行うべきだ」という、非常に攻めの姿勢を見せる要望案をまとめ上げたのです。
今回の要望で最も注目すべき点は、財政の健全性よりも、今まさに必要な事業への資金投入を優先したことでしょう。特に「財政投融資(ざいせいとうゆうし)」、つまり国が低利で資金を貸し出す仕組みや、赤字国債の発行も辞さない構えを見せています。こうした大胆な方針に対し、SNS上では「景気刺激に期待したい」という声と「将来の借金が不安」という意見が激しく交錯しています。
災害復興と5G普及が柱!暮らしを守る攻めのインフラ投資
党が最優先事項として掲げたのは、相次ぐ台風被害からの復旧・復興です。2019年は甚大な浸水被害が日本を襲いました。これに対し、インフラの老朽化対策や「国土強靱(きょうじん)化」を急ぐことで、国民の命を守る基盤を固める狙いがあります。ネット上では、被災地の方々から「一刻も早い具体的な支援を」と切実な期待が寄せられているのが印象的です。
さらに、テクノロジー分野への投資も欠かせません。2020年1月の発効を目指す日米貿易協定に伴う農業支援に加え、次世代通信規格「5G」の普及を後押しする予算が盛り込まれました。5Gとは、超高速・低遅延を実現する通信技術で、自動運転や遠隔医療の鍵となります。こうした未来への布石は、停滞する日本経済に新しい風を吹き込む起爆剤になるはずです。
編集者の視点:今こそ「賢い支出」で経済の好循環を
西村康稔経済財政・再生相は、政府・与党が一体となって力強い対策をまとめると強調しました。12月に編成される2019年度補正予算案や2020年度当初予算案に、この要望がどこまで反映されるかが焦点です。岸田文雄政調会長が示した、外為特会(外国為替資金特別会計)の活用というアイディアも、資金を眠らせないという意味で非常に現実的なアプローチと言えます。
個人的には、単なるバラマキではなく、5Gのような成長分野や防災に資金を集中させるのは賢明な判断だと考えます。借金への懸念は拭えませんが、デフレ脱却が見えない今、投資を惜しんで成長のチャンスを逃すことこそが最大の損失ではないでしょうか。これからの予算編成プロセスを、私たちは注視していく必要があります。
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