九州電力が米国ペンシルベニア州でLNG火力発電に参画!シェールガス活用の新戦略とは

九州電力は2019年11月29日、アメリカ合衆国における液化天然ガス、いわゆるLNGを用いた火力発電事業へ新たに加わることを公表しました。今回のプロジェクトは三菱商事やJパワーといった国内の大手企業と手を取り合う共同出資の形を取っており、事業権益の12.5%を確保しています。

この投資によって九電が受け持つ発電シェア、つまり持ち分出力は11.8万キロワットに達する見込みです。具体的な出資額については現在のところ伏せられていますが、同社にとって米国での発電プロジェクトはこれが4件目となり、着実に海外でのプレゼンスを高めている印象を受けます。

今回の参画は、福岡市に拠点を置く子会社のキューデン・インターナショナルを通じて行われました。舞台となるのはペンシルベニア州の「ウエストモアランド発電事業」で、施設全体の発電規模は94万キロワットという非常に大きなポテンシャルを秘めたプラントとして注目されています。

燃料として採用されているのは、地下深層の岩盤から採取される「シェールガス」です。この安価な米国産エネルギーを効率よく活用し、2018年12月より既に営業運転をスタートさせています。生成された電力は、ニューヨークを含む北東部の巨大市場へと供給されている状況です。

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グローバル展開を加速させる九電の狙いとSNSの反応

今回の発表を受け、SNS上では「九州のインフラ企業が世界で稼ぐ姿勢は頼もしい」といった期待の声が上がる一方で、化石燃料への依存に対する冷静な意見も見受けられます。しかし、安定供給と経済性を両立させる戦略は、企業成長において極めて現実的な選択と言えるでしょう。

筆者の視点では、国内の電力需要が頭打ちとなる中で、成長著しい海外市場へ積極的に打って出る姿勢は高く評価すべきだと考えます。特にエネルギー自給率の低い日本企業にとって、資源大国である米国での権益獲得は、単なる収益確保以上の戦略的意義を持っているはずです。

九電の海外における持ち分出力は、今回の参画によって合計約230万キロワットにまで拡大しました。国内で培った高い技術力を武器に、環境負荷を抑えた効率的な発電を世界で展開することは、日本の産業競争力を維持する上でも極めて重要なステップになるに違いありません。

今後も九電がどのような国際競争力を発揮し、私たちの生活の基盤となるエネルギーの未来を切り拓いていくのか、その動向から目が離せません。2019年11月30日現在の状況を見る限り、同社のグローバル戦略は極めて順調な航海を続けていると言えるのではないでしょうか。

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