地球に優しい未来を作るため、太陽光や風流などの再生可能エネルギーに注目が集まっています。しかし、天候に左右されやすい発電方法だからこそ、電気を蓄えておく「大型蓄電池」の存在が欠かせません。
そんな中、電力中央研究所(電中研)が蓄電池の寿命をこれまでの100倍という圧倒的な精度で予測する画期的な装置を生み出しました。2020年1月30日、エネルギー業界を揺るがす素晴らしいニュースが飛び込んできたのです。
リチウムイオン電池は、何度も充放電を繰り返すうちに、どうしても蓄えられる電気の量が減ってしまいます。スマートフォンや電気自動車のバッテリーなら寿命を測る技術はありますが、巨大な電力貯蔵用システムは寿命が長く、使用環境にも左右されるため予測が困難でした。
そこで電中研は「高精度充放電容量解析」という技術を応用しました。これは蓄電池を実際の稼働環境に近い温度に保ちながら、充放電の電流や電圧の細かな変化を精密に計測して、内部の劣化具合を突き止めるアプローチです。
コストを抑えて20年後を予測する新アプローチ
この新技術は、既存の装置を組み合わせるため低価格で導入できる見込みなのが嬉しいポイントでしょう。35回ほど充放電を繰り返して1ヶ月ほど計測するだけで、なんと20年後の劣化状態まで判定できるようになりました。
これまでの測定装置では小数点以下3桁までしか判定できず、長期的な予測には大きな誤差が生じていました。今回のブレイクスルーにより精度が100倍も向上したため、より信頼性の高いデータが得られます。
SNS上でも「これなら中古の車載バッテリーを大型蓄電池へ再利用する動きが加速しそう」「導入コストが下がれば再エネの普及が一気に進むのでは」と、早くも大きな期待と反響が寄せられています。
海外のベンチャー企業が手がける検査は、1回あたり100万円以上の費用がかかることもあり、より手軽な手法が切望されていました。今回の成果は、まさに市場のニーズに合致した救世主と言えるのではないでしょうか。
今後は数回だけの充放電で、さらに短期間で解析できる仕組みを目指すとのことです。誰もが安心してクリーンな電気を使える社会の実現に向けて、この技術が強力な推進力になることは間違いありません。
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