ネスレが欧州で「栄養スコア」を本格導入!キットカットも5段階評価で健康志向の波へ

世界最大の食品メーカーであるスイスのネスレが、2020年前半より商品の栄養バランスを可視化する画期的な試みを開始します。これはパッケージの表面に、その食品がどれほど健康的かを5段階で格付けする「ニュートリスコア(栄養スコア)」を表示するというものです。消費者の間で急速に高まりつつある健康への関心に応えるための、戦略的な一手と言えるでしょう。

この新制度は、まずフランスを中心とした欧州5カ国で展開され、5000品目を超える膨大な商品が対象となります。SNS上では「一目で健康度がわかるのは助かる」「お気に入りのお菓子の評価を見るのが怖いけれど興味深い」といった、期待と不安が入り混じった声が数多く寄せられており、大きな関心を集めているようです。

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信号機のような5段階評価で食生活をガイド

導入される栄養スコアは、塩分や砂糖、飽和脂肪酸の含有量に加え、食物繊維やタンパク質の量などを総合的に数値化したものです。フランスの公衆衛生当局が定めた公的な基準に基づき、最も健康的な「A(緑)」から、慎重に摂取すべき「E(赤)」までの5段階で色分けされます。誰にでも直感的に理解できるデザインが採用されました。

対象となるのは、日本でもお馴染みのチョコレート菓子「キットカット」や、コーヒーブランドの「ネスカフェ」、さらには冷凍ピザや調味料など多岐にわたります。2019年12月02日の発表によると、ネスレは今後2年間をかけて、対象地域で展開する全ブランドへこの表示を拡大していく計画を立てているとのことです。

ネスレの欧州地域責任者であるマルコ・セッテンブリ氏は、現代の人々が口にするものの中身を正確に把握したいと強く願っている事実に言及しました。企業として情報の透明性を高める姿勢は、ブランドへの信頼を築く上で非常に重要です。この動きは、今後欧州で事業を展開する日本の食品メーカーにとっても、無視できない大きな指針となるでしょう。

私個人の見解としては、こうした「情報の見える化」は、忙しい現代人が賢く食事を選択するために不可欠なインフラになると考えています。たとえ「E」判定の商品であっても、それを理解した上で楽しむのと、知らずに摂りすぎるのとでは意味が異なります。企業の誠実な情報開示こそが、真の健康社会を支える鍵になるはずです。

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