年の瀬が押し迫る2019年12月、東京都墨田区にある名勝・向島百花園では、江戸時代から続く雅な伝統が鮮やかに再現されようとしています。来る2019年12月22日に、新春の風物詩として名高い「春の七草籠」の制作風景を間近で体感できる貴重な見学会が開催される運びとなりました。
「春の七草」とは、セリやナズナ、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ、ホトケノザ(コオニタビラコ)、スズナ(カブ)、スズシロ(ダイコン)の7種類を指します。これらは古くから「無病息災」を願う縁起物として、1月7日の人日の節句に粥にして食されてきました。
SNS上では「都会の真ん中で江戸の風情を感じられる絶好の機会」「職人の手さばきを無料で見られるのは贅沢すぎる」といった期待の声が早くも上がっています。特に皇室へ献上されるものと同じ技法で作られる七草籠は、まさに究極の芸術品といっても過言ではありません。
職人技が光る!圧巻のジャンボ七草籠制作
今回のイベント「伝統技能見学会~春の七草籠の制作~」では、熟練の職員による献上用の七草籠に加え、高さ約1メートルにも及ぶ迫力満点の「ジャンボ七草籠」が目の前で組み上げられます。その緻密な構成と調和は、見る者を圧倒する美しさを放つことでしょう。
見学会は2019年12月22日の午前10時と午後1時の2回、売店前のあずまやにて行われます。予約不要で参加できる気軽さも魅力ですが、雨天時は中止の可能性があるため、お出かけ前に公式のTwitter(現X)を確認するのが、現代らしい賢い楽しみ方といえます。
私個人としても、効率や利便性が重視される現代において、手間暇をかけて植物を籠に仕立てるという「情緒」を守り抜く姿勢には、深い敬意を感じずにはいられません。季節の移ろいを愛でる日本人の美意識を、この機会にぜひ再発見していただきたいものです。
見学会当日以外でも、2019年12月25日から28日、さらには年明けの2020年1月4日から7日にかけて、完成した籠の展示や地植えの七草を鑑賞できます。入園料も一般150円と大変リーズナブルですので、冬の散策を兼ねて足を運んでみてはいかがでしょうか。
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