宮崎県の交通と観光を支える大黒柱、宮交ホールディングスが発表した最新の決算内容が、地元の観光業界に明るいニュースをもたらしています。2019年12月10日に行われた決算会見において、菊池克頼社長は足元のインバウンド、つまり日本を訪れる外国人観光客の動向について言及されました。直近の数値では前年の同時期を下回っているものの、2019年4月から9月の期間と比較すれば、確かな回復の兆しが見え始めているようです。
SNS上でも「宮崎のゴルフ場に活気が戻るのは嬉しい」「バスが賑わうと街も元気が出る」といった、期待を込めた前向きな声が数多く上がっています。特に宮崎は冬でも温暖な気候に恵まれており、例年この時期にはゴルフを楽しむために多くの韓国人観光客が訪れるのが恒例です。菊池社長は、本格的な冬の到来とともに、こうした根強い需要が再び活性化することへ強い期待感を滲ませていました。
2019年4月から9月期の連結決算に目を向けると、売上高は前年同期をわずかに上回る87億円を記録しました。この背景には、2019年4月から5月にかけての「10連休」という異例の大型連休が大きく貢献しています。さらに、同年9月に開催されたサーフィン国際大会をはじめとする、大型のスポーツイベントが相次いだことも追い風となりました。賑わいを見せたイベント効果が、しっかりと数字に表れた格好です。
一方で、最終的な儲けを示す「純利益」は、前年同期比で10%減少の2億3700万円となりました。これは、資産の売却などで得られる一時的な収益である「特別利益」が減少したことが主な要因であり、本業の不調を意味するものではありません。私個人の見解としても、特定のイベントに頼るだけでなく、インバウンドという継続的な顧客層をいかに取り戻せるかが、持続的な成長の鍵を握ると考えます。
宮崎の豊かな自然やスポーツ施設を活かした「スポーツランドみやざき」としての強みは、今後も大きな武器になるでしょう。宮交ホールディングスが先導し、地域の交通インフラと観光資源がシームレスに繋がることで、訪日客にとってより魅力的な目的地へと進化していくはずです。冬の観光シーズン本番を迎え、宮崎の街に再び多国籍な笑顔が溢れる日が戻ってくることを、切に願わずにはいられません。
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