東京2020目前の課題!マセソン美季さんが語る「心のバリアフリー」と真の共生社会とは

2019年12月12日、東京オリンピック・パラリンピックを翌年に控え、日本の街づくりは急速に進化を遂げています。10月にウガンダから来日したある女性は、日本の舗装された美しい道路に感動の声を上げました。彼女の目には、段差のないスムーズな地面が、車いすユーザーや松葉杖を必要とする人々の可能性を広げる希望の光として映ったのです。

一方で、同時期に東京を訪れたアメリカ人からは、対照的で鋭い指摘が寄せられました。彼はスーパーや銭湯、ボランティア活動など、市民の日常に深く入り込んで活動しましたが、そこで「障害のある人に全く出会わなかった」と違和感を口にしたのです。ハード面での整備が進んでいるにもかかわらず、当事者が社会に溶け込めていないという日本のリアルな姿が浮き彫りになりました。

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罰金よりも大切な「洗練されたマナー」が社会を変える

現在、日本において障害者手帳を持つ人は人口の約7%に上り、潜在的にはさらに多くの方々が社会の中で暮らしています。しかし、街中のエレベーターに設置された「優先」の文字は、形骸化しているのが現状でしょう。車いすユーザーが優先的に案内される場面は極めて少なく、本来必要としている人々が利用を諦めざるを得ないシーンが散見されます。

特に深刻なのは、駐車場の車いす専用スペースにおける不正利用の問題です。こうしたモラルに欠ける行動に対し、海外のような「罰金制度」を求める声も少なくありません。ですが、真に豊かな社会とは、罰則による強制で成り立つものではないはずです。正しい知識が浸透し、誰もが自然に譲り合える環境こそが、私たちが目指すべきゴールではないでしょうか。

SNS上でも「制度より先に心の教育が必要だ」という共感の声や、「不自由を感じさせない空気感を作りたい」といった前向きな意見が広がっています。マセソン美季さんが提唱するように、罰金(ファイン)がなくとも、一人ひとりの意識が洗練された(ファインな)国になることが、国際都市・東京に求められる真のプライドだと言えるでしょう。

編集部としては、物理的な壁を取り払うことと同じくらい、心の壁を壊すことが急務であると考えます。東京2020という大きな節目は、単なるスポーツイベントに留まりません。これを機に、街に障害者がいることが「当たり前」の景色になるよう、私たち一人ひとりが自身の振る舞いを見つめ直す絶好のチャンスではないかと強く感じています。

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