明治創業の老舗がドローンに挑む!レイメイ藤井が仕掛ける「紙の可能性」と多角化戦略の全貌

明治時代に熊本で産声を上げた老舗、レイメイ藤井。文具や事務機器の卸として知られる同社がいま、令和の荒波を乗り越えるべく大胆な変革を進めています。ペーパーレス化という逆風が吹き荒れる中、7代目・藤井章生社長が描くのは、伝統に縛られない驚きの多角化戦略です。

SNS上では「老舗の文具店がドローンを扱うなんて意外すぎる」「紙のストローだけでなく花まで作るとは面白い」といった、伝統と革新の融合に驚く声が目立っています。生き残りをかけた挑戦は、単なる事務用品の枠を超え、新しい時代のニーズを確実に捉えようとしています。

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脱プラスチックと「スーパーフラワー」が拓く紙の未来

売上高の約2割を占める洋紙事業は、デジタルの普及によるペーパーレス化の影響を強く受けています。しかし藤井社長は、和紙販売から始まった自社の原点を忘れず、紙に新たな価値を見出しました。その象徴が、紙で精巧に作られた装飾用の花「スーパーフラワー」です。

2016年4月に発生した熊本地震の被災者を支援するグループと共同開発されたこの製品は、店舗装飾などで注目を集めています。さらに世界的な「脱プラスチック」の流れを受け、ストローやトレーなどの代替素材として紙が再評価されている点も、大きなビジネスチャンスと言えるでしょう。

オフィス空間の最適化と医療・介護への領域拡大

現代社会のキーワードである「働き方改革」も、同社にとっては追い風となっています。人材確保や業務効率化を目指す企業に対し、家具やネットワーク機器を最適に配置するオフィスリニューアルの提案が絶好調です。5年ほど前から続くこの旺盛な需要を、確実に取り込んでいます。

一方で、九州全域の将来を見据え、2018年には事務ソフト開発を手掛ける勁草システックを買収しました。今後成長が見込まれる医療や介護の分野へ、自社の強固な営業網を活かして進出する狙いです。一つの市場に依存せず、多角的にリスクを分散する姿勢には編集部も深く共感します。

ドローン事業への参入と創業130周年への決意

最も注目すべきは、世界最大手のドローンメーカー「DJI」の商品販売です。2019年10月には専門の合弁会社を設立し、本社1階に公式認定店をオープンさせました。かつて紙の保管用だった倉庫を練習場に改造するなど、ハードとソフトの両面からドローンビジネスを加速させています。

ドローンとは、無線操縦できる小型無人航空機のことです。農業や太陽光発電所の点検など、活用範囲は広がり続けています。2020年春には操作指導のスクール事業も開始予定で、藤井社長は10年後に新規事業で売上の1割を稼ぎ出すという、力強いビジョンを掲げておられます。

2020年に創業130周年を迎えるレイメイ藤井。老舗がその暖簾を守る秘訣は、現状に甘んじることなく「どんどん変わる姿」を世間に示し続ける勇気にあるのかもしれません。運送費高騰などの課題も、他社との提携で乗り越えようとする柔軟な姿勢に、明るい未来を感じざるを得ません。

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