2019年12月14日、各業界の主要企業から注目の第3四半期決算が続々と発表されました。企業の「稼ぐ力」を示す売上高や、最終的な取り分である純利益など、投資家ならずとも見逃せない数字が並んでいます。SNS上では、特にファッション通販「BUYMA」を運営するエニグモや、育児用品大手の西松屋チェーンに対して「成長の勢いを感じる」「厳しい冬の時代か」といった多様な声が飛び交い、賑わいを見せています。
ここで専門用語を少し解説しましょう。「第3四半期決算」とは、1年を4つに分けたうちの3番目の期間(通常は9ヶ月分)の成績表のことです。また「経常利益」とは、企業が本業だけでなく、利息の受け取りなどの財務活動も含めて日常的に稼ぎ出した利益を指します。これを見れば、その企業が本来持っている実力を測ることができるのです。今回の発表では、業種によって明暗がはっきりと分かれる興味深い結果となりました。
成長を加速させるエニグモと苦戦する西松屋の現在地
個別企業を見ていくと、2019年12月14日時点でエニグモ(3665)の躍進が目立ちます。19年2月から10月期の売上高は41億円に達し、経常利益も17億円を超えるなど、前年同期比で力強い伸びを記録しました。ネット上では「独自のポジションが強い」と感心の声が上がっています。一方、西松屋チェーン(7545)は売上こそ伸ばしているものの、利益面では前年を大きく下回る厳しい着地となり、効率的な店舗運営への課題が指摘されています。
個人的な見解ですが、今回の決算からは「ビジネスモデルのデジタルシフト」が明暗を分けたと感じます。実店舗を持つ企業のコスト負担が重くのしかかる中で、プラットフォーム型の事業を展開する企業が利益率の高さを維持しているのは、まさに時代の流れでしょう。また、サンバイオ(4592)のように多額の研究開発費によって赤字を計上しているバイオベンチャーについては、目先の数字よりも将来の革新的な新薬への期待値が、SNSでの議論の中心となっているようです。
さらに、シューズブランドを展開するダブルエー(7683)の勢いも見逃せません。通期予想では1株あたりの利益が大幅に向上する見込みであり、消費者のニーズを的確に捉えた商品展開が功を奏していると言えます。2019年12月14日現在の各社の状況を分析すると、単なる売上の大小だけでなく、いかに付加価値を高めて利益を残すかという「質の高い経営」が、今後の株価や市場の評価を左右する重要な鍵となることは間違いありません。
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