清涼飲料水業界で独自の存在感を放つ株式会社エルビーが、組織のさらなる活性化を目指して新たな舵を切りました。2019年12月1日付で、これまで専務取締役としてサプライチェーンを統括してきた二反田貴浩氏が、満を持して新社長へと昇進する人事が発表されたのです。
今回の組織改編では、前社長の白石宏氏が顧問へと退き、実務の最前線で辣腕を振るってきたメンバーが経営の中枢を担う形となりました。特に二反田新社長は、SCM(サプライチェーン・マネジメント)の本部長として、原材料の調達から製造、配送までの流れを最適化してきた実績があり、その手腕に大きな期待が寄せられています。
ここで耳慣れない「SCM」という言葉について少し解説しておきましょう。これは、商品が消費者の手元に届くまでの全てのプロセスを一括管理し、無駄を省いて効率を高める経営手法を指します。物流コストが課題となる飲料業界において、この分野のスペシャリストがトップに立つ意味は極めて大きいと言えるでしょう。
SNS上では、お馴染みのチルド飲料を支える同社の新体制に対し、「お気に入りのドリンクのラインナップがどう変わるのか楽しみ」「現場を知る人が社長になるのは心強い」といった、期待に満ちた声が数多く上がっています。消費者との距離が近いブランドだけに、経営層の若返りや専門性の強化を歓迎するムードが広がっているようです。
私自身の見解としましては、このタイミングでの「現場主義」へのシフトは、多様化する消費者ニーズに即応するための英断だと感じます。効率的な供給網を持つ強みを活かしつつ、斬新なマーケティング感覚が融合すれば、エルビーはよりエッジの効いたヒット商品を世に送り出してくれるに違いありません。
その他の役員人事についても、谷口仁敏氏が専務へ、森田健氏が常務営業本部長へと就任し、営業力の強化も同時に図られています。また、山下成人氏が新たに取締役に加わるなど、製造現場の声を経営に直結させる姿勢が鮮明になっており、2019年12月以降の同社の動向から目が離せません。
コメント