【J&T環境】露口哲男社長が描くリサイクルの未来!廃プラ問題解決と海外展開への熱き挑戦

2019年4月1日にJFE環境と東京臨海リサイクルパワーが合併し、新たな一歩を踏み出したJ&T環境。その舵取りを担う露口哲男社長は、かつて日本鋼管(現在のJFEホールディングス)の門を叩いた際、「海外で活躍したい」という純粋な情熱を抱いていました。キャリアの出発点は製鉄プラントの資材調達で、当初は希望した海外との縁が薄い時期もありましたが、入社5年目以降に転機が訪れます。

誰もが尻込みするような、立て直しが困難な海外プロジェクトへ自ら飛び込んだのです。マレーシアの海底油田開発やチリのコークス炉建設など、一筋縄ではいかない現場での経験が、露口社長の粘り強い経営スタイルの礎となりました。ネット上でも「失敗を恐れずに困難な現場へ赴く姿勢こそ、真のリーダー像だ」と、そのバイタリティ溢れる経歴に称賛の声が寄せられています。

スポンサーリンク

現地採用が切り拓くグローバル展開の真髄

2011年にシンガポールへ赴任した際、露口社長は異文化の壁に直面しました。言葉や習慣が異なる地で事業を推進する難しさを痛感した結果、導き出した答えは「現地の人材を信じて責任者に据える」という大胆な抜擢です。この戦略が見事に的中し、現在の円滑な海外事業へと繋がっています。現場の声を尊重し、信頼関係を構築するその手腕は、現代のグローバル経営において不可欠な視点だと言えるでしょう。

現在、J&T環境が目指すのは10年後の売上高1000億円という壮大なスケールです。露口社長はまず、組織の基盤となる安全管理とコンプライアンスの徹底に手を付けました。コンプライアンスとは、単に法律を守るだけでなく、社会的な規範や倫理観に従って公正に活動することを指します。合併した両社の基準を一つに統合し、全社員が同じ方向を向いて進むための「一体感」を何よりも重視しているのです。

廃プラ問題の救世主に!日本発の焼却技術を世界へ

深刻化する国内の廃プラスチック処理問題についても、露口社長は具体的な解決策を掲げています。中国による輸入規制や、有害廃棄物の国境を越えた移動を制限する「バーゼル条約」の改正を受け、国内の処理能力は限界に達しつつあります。首都圏で日量1390トンを処理する同社ですが、露口社長はさらに新たな焼却プラントの新設を検討しており、地域の理解を得ながらリサイクル社会の構築を急いでいます。

特に注目すべきは、焼却時に発生する熱を利用した「サーマルリカバリー(熱回収)」による発電技術です。日本の焼却炉運用ノウハウは世界屈指のレベルを誇ります。この高度なワザを東南アジアなどへ輸出することで、地球規模での環境貢献を目指す構えです。ゴミをただ燃やすのではなく、エネルギーへと変える日本の技術は、環境保護と経済成長を両立させる「持続可能な開発」の鍵となるに違いありません。

素顔は鉄道模型愛好家?社員との絆が育む経営哲学

多忙な日々を送る露口社長ですが、趣味の時間は大切にされています。年間60回近くコースに出るゴルフでは、2019年に全英女子オープンを制した渋野日向子選手と同モデルのドライバーを愛用。また、鉄道模型のジオラマを走らせる時間は、最高のリフレッシュになっているようです。特筆すべきは、2018年の誕生日に社員から贈られたという、大阪・水間鉄道の記念プレートのエピソードです。

自身の似顔絵が描かれたプレートを掲げた車両が実際に運行されたという心温まる逸話からは、露口社長がいかに社員から慕われているかが伝わってきます。トップダウンではなく、社員一人ひとりと信頼の絆で結ばれた組織だからこそ、困難な目標も達成できるのでしょう。リサイクルという社会貢献度の高い事業を通じて、J&T環境がどのような未来を創り出すのか、今後の展開から目が離せません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました