国産鶏モモ肉が値下がり!供給過剰で食卓に嬉しい波及効果?2019年冬の鶏肉相場を徹底解説

冬の食卓に欠かせない鶏肉の価格に、今大きな変化が訪れています。2019年12月21日現在の東京市場において、スーパーの唐揚げや鍋料理で主役を張る国産鶏モモ肉の卸売価格が、前年同期と比較して約4%も下落しているのです。現在、業者間での取引価格は1キログラムあたり610円前後で推移しており、家計を預かる身としては非常に興味深いニュースと言えるでしょう。

今回の値下がりの背景には、皮肉にも「順調すぎる生産環境」が影響しています。一般的に「卸値(おろしね)」とは、産地から小売店へ渡る際の中間的な取引価格を指しますが、この価格が下がる最大の理由は供給過剰にあります。幸いなことに、今シーズンは鳥インフルエンザなどの大きな病気の発生が抑えられており、鶏の飼育羽数が着実に増加していることが大きな要因です。

SNS上では、この価格下落に対して「お肉が安いのは助かる」「今夜は贅沢に鶏肉料理にしよう」といった喜びの声が目立ちます。一方で、生産現場の努力が価格の下落に繋がってしまうことへの複雑な心境を吐露するユーザーも見受けられました。消費増税後という厳しい経済状況下においても、鶏肉の需要自体は非常に堅調であるため、供給量が需要を大きく上回っている現状が浮き彫りになっています。

過去5年ほど続いた高相場を受け、全国の産地では生産体制を強化する動きが加速しました。農畜産業振興機構のデータによれば、2019年4月1日から2019年10月31日までの鶏肉生産量は約95万1000トンに達し、前年比で3.2%も増加しています。これは過去最高を記録した2018年度をも上回る驚異的なペースであり、設備投資の成果が供給量の拡大として明確に現れた結果でしょう。

この市場の動向は、私たちの身近なスーパーの店頭価格にも直結しています。2019年11月の東京都内における小売価格は100グラムあたり133円となっており、前年比で2.2%安く手に入る計算です。現場のスーパー担当者からは「安値が安定して続くのであれば、特売の回数を増やして集客の目玉にしたい」という意気込みも聞こえており、今後もお得に鶏肉を購入できるチャンスが増えるかもしれません。

編集部としての見解ですが、この「供給過剰」による恩恵を単なる値下げとして享受するだけでなく、生産者の努力に感謝しつつ、美味しく消費することが重要だと考えます。供給量が増えるということは、それだけ品質の良い鶏肉が安定して市場に届いている証拠でもあります。鍋物やローストチキンなど、冬ならではのレシピで、新鮮な国産鶏を存分に味わう絶好のタイミングが到来しているのではないでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました