2019年12月25日、山形県山形市は介護業界の未来を大きく変える一歩を踏み出しました。市は介護ソフト開発の国内大手であるエヌ・デーソフトウェア(NDソフト)と、人工知能(AI)をケアプラン作成に活用するための連携協定を締結したのです。現在、介護現場では深刻な人手不足が叫ばれており、官民が手を取り合って業務の劇的な効率化を目指す動きは、全国的にも大きな注目を集めています。
今回のプロジェクトが焦点に据えている「ケアプラン」とは、高齢者一人ひとりの身体状況や生活環境に合わせ、デイサービスや訪問リハビリといった最適な支援内容を組み合わせた「介護計画書」を指します。これまではケアマネジャーが膨大な知識と経験を頼りに作成してきましたが、AIが過去の膨大な成功事例を学習することで、その方に最も適したプランを瞬時に提案できるようになります。科学的根拠に基づいたケアが、より身近なものになるでしょう。
SNS上では、このニュースに対して「ケアマネジャーの負担が減るのは喜ばしい」「AIの提案をきっかけに、より質の高い対面コミュニケーションに時間が割けるようになるはず」といった期待の声が続出しています。単なる自動化ではなく、人間が得意とする「寄り添い」と、AIが得意とする「データ分析」の融合こそが、これからの福祉に求められる形ではないでしょうか。最先端技術が地方都市から浸透していく様子には、非常にワクワクさせられます。
今後のスケジュールとしては、2020年春までに市内の介護事業所を対象としたIT活用のための研修会が実施される予定です。現場の声を丁寧に拾い上げ、AIをどのように実務に落とし込むかを慎重に検討した上で、2021年度から本格的な実証実験がスタートします。テクノロジーが介護の質を底上げし、働くスタッフと利用者の双方が笑顔になれる環境作りが、山形の地からいよいよ本格始動します。
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