私たちの日常に欠かせない鉄道移動が、2020年の春から劇的に進化を遂げようとしています。ソフトバンクは、鉄道車両内のセキュリティを飛躍的に向上させる画期的な防犯サービス「SecuLight(セキュライト)」の提供を、2020年春より開始すると発表しました。これは、単なる記録用のカメラではなく、最新のテクノロジーを駆使して「今、何が起きているか」を遠隔地から把握できる、次世代の防犯インフラです。
これまでの鉄道防犯といえば、車内に設置されたカメラの記録媒体をわざわざ抜き取り、事務所のパソコンで確認するというアナログな手法が一般的でした。しかし、このSecuLightは4Gネットワークを活用し、クラウド経由で映像を送信するため、最大1分のタイムラグでほぼリアルタイムの確認が可能となります。この迅速な情報共有こそが、不測の事態における被害の最小化に直結すると確信しています。
蛍光灯と一体化した革新デバイス「IoTube」の凄さ
今回のサービスで鍵を握るのが、株式会社MOYAIが開発した「IoTube(アイオーチューブ)」というデバイスです。これはデータ通信機能と防犯カメラが蛍光灯と一体化したもので、既存の照明器具を付け替えるだけで導入が完了します。配線工事が極めて困難な鉄道車両にとって、この設置の容易さは導入スピードを加速させる大きなメリットでしょう。まさに「IoT」と「照明」が融合したスマートな解決策です。
ここで使われている「IoT」とは、モノをインターネットに繋ぐ技術の総称ですが、照明が通信機器になることで、保守運用の負担も大幅に軽減されます。例えば、機器にトラブルが発生した際には管理者に自動でメール通知が飛ぶ仕組みも備わっており、複数の車両に設置されたカメラを一括管理できます。こうした「止まらない監視体制」の構築こそ、現代の公共交通機関に求められている要素ではないでしょうか。
SNS上では、このニュースに対して「ようやく時代が追いついた」「トラブル時に即座に警察や駅員が対応できるなら心強い」といった期待の声が上がっています。一方で、プライバシーへの配慮を求める意見も見られますが、公共の安全とプライバシーのバランスをどう最適化していくかが、今後の普及に向けた重要な議論になるでしょう。編集部としては、この技術が犯罪の抑止力として機能することを強く期待しています。
ソフトバンクは本サービスにおいて、安定した4G通信網の提供からクラウド環境の構築、さらには専用アプリの保守までを一気通貫で担当します。2019年12月16日の発表以来、鉄道業界各社からの注目は高まっており、2020年春の本格稼働によって、日本の電車内はより「安心・安全な空間」へとアップデートされるに違いありません。
コメント