北海道の子供たちが主役!「どさんこマーブルタウン」が切り拓く、未来の街づくりと教育のカタチ

2019年12月19日、札幌の地で子供たちの無限の可能性を信じて走り続ける一人の女性が注目を集めています。どさんこマーブルタウンの学生代表を務める中村千紗さんは、現在23歳。彼女が情熱を注いでいるのは、小学生たちが自らの手で街を運営し、社会の仕組みを学ぶ「街づくり疑似体験イベント」の実現です。

このプロジェクトの原点は、岐阜県で生まれた「マーブルタウン」という活動にあります。子供が自ら「やりたい」と感じる意欲を何よりも大切にする教育手法に感銘を受けた中村さんは、実際に現地まで足を運んでその本質を学びました。その後、志を共にする社会人や学生たちと有志の事務局を立ち上げ、北海道での開催に向けて動き出したのです。

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情熱が結実した札幌初開催の感動

2019年11月09日から2019年11月10日の2日間、札幌市内において待望の初イベントが開催されました。会場には約150人もの子供たちが集まり、街は大盛況となります。銀行や問屋、さらには裁判所といった本格的な役割が用意され、子供たちは自分たちの判断で「仕事」に取り組み、擬似的な経済活動を体験しました。

SNS上では、参加した保護者の方々から「子供が自分から進んで働こうとする姿に驚いた」「大人が手出ししないことで、自立心が芽生えたようだ」といった驚きと称賛の声が相次いでいます。中村さんは、大人の役割を「最低限の手助け」に留めることを徹底しました。その結果、子供たちの目が輝き、主体的に楽しむ姿を見られたことが、彼女にとって何よりの喜びだったのでしょう。

しかし、この成功の裏には、学業と運営を両立させる壮絶な努力がありました。メンバー同士の時間が合わず、深夜から会議をスタートさせて夜通し議論を重ねる日々も珍しくなかったといいます。こうした泥臭い奮闘こそが、150人の笑顔という形になって実を結んだのです。

持続可能な教育への挑戦と未来への決意

現在は、2020年03月頃に予定されている第2回イベントに向けて、新たな壁に挑んでいます。初回は企業の協賛によって実現しましたが、中村さんは「継続して活動を維持できる仕組み作り」が不可欠だと考えておられます。一過性のイベントで終わらせないための資金調達や組織運営は、まさにビジネスの世界にも通じる難問と言えるでしょう。

静岡県出身の彼女は、食への関心から北海道大学農学部に進み、現在は大学院で子供の教育を研究しています。2020年春からは東京のコンサルティング会社への就職が決まっており、活動の拠点は一度北海道を離れることになります。複雑な社会課題を解決する力を養いたいという、彼女らしい前向きな選択です。

私は、彼女のような「当事者意識」を持った若者が教育の現場を変えていくのだと確信しています。コンサルティングとは、クライアントの抱える問題を分析し、解決策を提示・実行する専門職ですが、彼女がそのスキルを手にしたとき、北海道の教育はさらに進化するでしょう。物理的な距離があっても、彼女の北の大地への愛が消えることはありません。

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