ビール愛好家の皆様に、胸が躍るようなビッグニュースが飛び込んできました。サントリーホールディングスは2020年1月9日、今年の事業方針説明会を華やかに開催し、同社を代表する看板ブランドの刷新を発表したのです。プレミアムビールの代名詞である「ザ・プレミアム・モルツ」に加え、毎日の食卓に寄り添う第三のビール「金麦」のリニューアルを敢行し、市場での存在感をさらに高める構えを見せています。
今回の刷新において、同社はビール系飲料全体の年間販売目標を、大瓶換算で6400万ケースに設定しました。これは2019年の実績と比較して1%のプラスを目指す野心的な計画であり、業界内でも大きな注目を集めています。ここで言う大瓶換算とは、容量の異なる様々な商品を、1本633ミリリットルの大瓶に統一して換算する、業界独自の便利な物差しを指します。各商品の規模感を一目で比べるために用いられる指標です。
この大胆なリニューアル計画に対し、SNS上では早くもビールファンの間で熱い議論が巻き起こっています。「大好きなプレモルの味がどう変わるのか今から待ち遠しい」といった期待の声が溢れる一方で、「金麦は今のままでも十分に美味しいのに」と、現行の味を惜しむ熱心なユーザーの意見も見られました。新旧の味わいを巡るファンの関心の高さは、まさにブランドが深く愛されている証拠と言えるでしょう。
一方で、競合となるサッポロビールもただ手をこまねいているわけではありません。同社は2020年10月に控えている酒税法改正による減税のタイミングを、最大の好機と捉えているようです。減税によって購入しやすくなるビールカテゴリに格段の注力を注ぐ方針を掲げました。この緻密な戦略により、前年比2.4%増となる4450万ケースの販売目標を掲げ、サントリーを猛追する構えを崩していません。
私個人の視点として、今回の各社の動向は日本のビール文化をさらに豊かにする素晴らしい転換点になると確信しています。2020年10月の減税は、私たち消費者にとって高品質なビールをより身近に楽しむ絶好のチャンスです。サントリーの手堅い全方位作戦と、サッポロの減税を見据えた集中投資という、対照的なアプローチが市場をどう活性化させるのか、今から期待が止まりません。
コメント