サグラダ・ファミリアを創る彫刻家・外尾悦郎の素顔!天才を支える「行きつけのバル」と「モップの棒術」にSNSも大注目

世界遺産として名高いスペインのサグラダ・ファミリア教会で、長年ノミを振るい続ける日本人彫刻家・外尾悦郎さん。彼の偉大なクリエイティビティを支える秘密が、いまファンの間で大きな話題を呼んでいます。

外尾さんが教会での仕事を始めたばかりの若き日に、孤独を癒やし、通い詰めた場所がありました。それがバルセロナの旧市街、歴史情緒あふれるゴシック地区に店を構える1945年創業の老舗スペインバル「バル・ラ・プラタ」です。

レトロな店内はカウンターとわずか5つのテーブル席という小ぢんまりとした空間ですが、そこには時代を超えて愛される温もりが満ちています。SNSでも「一度は行ってみたい」「職人の原点がここにある」と、憧れの声が続出しています。

外尾さんは大学時代を過ごした京都でも、悩みを吹き飛ばし「生まれ変わる」ためにお気に入りの飲食店を見つけてきました。そんな彼がバルセロナで心を奪われたのが、カタクチイワシのフライとシンプルなサラダという名物メニューです。

現場で職人たちと衝突し、ムシャクシャした時も、この味が一瞬で気分を切り替えてくれたといいます。当時はカウンターでさっと立ち飲みするのがお決まりのスタイルでした。ここには、今も彼の青春の記憶が息づいています。

ワインの飲み方にも外尾さんの粋なこだわりが光ります。スペイン特有の「ポロン」と呼ばれるデキャンタを高く掲げ、口をつけずに直接流し込む飲み方はコツがいりますが、彼はこれを見事に使いこなして周囲を沸かせていました。

偉業を成し遂げる肉体の基盤は、実は日本の伝統武術にあります。予備校時代に始めた柔術は、柔道や合気道の源流となった実戦的な侍の護身術です。「強くなければ身を守れない」という信念のもと、今も己の肉体を鍛錬しています。

2020年01月05日現在、外尾さんが日々のアイデアに行き詰まった際、工房の隅から手に取るのが1.5メートルほどの「棒」です。これは居合や棒術の稽古だけでなく、体をひねるストレッチの相棒として大活躍しています。

驚くべきことに、この棒の正体は20年ほど仕事場で愛用し、先端が壊れてしまったモップの柄なのです。自分で行う掃除が不要な新しい工房へ移ったことを機に、廃物となるはずだったモップの柄を武術の道具へと生まれ変わらせました。

不要な破砕タイルを美しい装飾へと昇華させた天才建築家・ガウディ。その精神は、モップの柄を愛着を持って再利用する外尾さんの中にも確かに息づいています。偉大な芸術は、物を愛する心から生まれるのかもしれません。

私たちはつい、天才の華やかな業績ばかりに目を奪われがちです。しかし、馴染みのバルでの息抜きや、身近な道具を大切にする丁寧な暮らしの中にこそ、世界を魅了する傑作を生み出す真のエネルギーが宿っているのでしょう。

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