世界最高峰の舞台であるサッカーのスペイン1部リーグで、日本が誇る若き至宝がまた一つ大きな足跡を残しました。2020年1月5日に行われたグラナダとのアウェー戦において、マジョルカに所属する久保建英選手が先発、そして待望のフル出場を果たしたのです。試合自体は0対1という僅差で惜しくも敗戦を喫してしまいましたが、ピッチ上で放った彼の存在感は数字以上のものがありました。
この試合で久保選手は主に右サイドのポジションに配置され、得意のドリブルと鋭いパスで幾度となく相手ディフェンスを脅かします。自らペナルティエリア付近へ仕掛けてシュートを放つなど、攻撃の主軸としてチームを鼓舞し続けました。惜しくもゴールという最高の結果には結びつかなかったものの、その高い技術と戦術眼は、目の肥えた現地のファンをも唸らせるに十分なクオリティだったと言えるでしょう。
試合後、インターネット上のSNSでは日本のファンから「負けはしたけれど久保のキレは抜群だった」「フル出場でチームの信頼を勝ち取っているのが分かる」といった熱い声援が飛び交っています。フル出場とは、交代することなく試合開始から終了までの90分間(アディショナルタイムを除く)を戦い抜くことを意味します。体力面や戦術的な重要性が認められている証拠であり、彼への期待の高さが伺えます。
若きゲームメイカーが魅せる無限の可能性と今後の展望
筆者の視点として、今回のフル出場は単なる1試合以上の価値があると考えています。なぜなら、激しいプレッシャーと高いフィジカル能力が求められるスペインリーグにおいて、10代の選手が最後までピッチに立ち続けることは容易ではないからです。グラナダの強固な守備に阻まれはしたものの、右サイドからのカットインや味方との連動した崩しの崩しは、今後のマジョルカの得点源になる確信を抱かせるものでした。
ここで使われる「右サイドから好機をつくる」という言葉は、ピッチの右側を主戦場として、相手のマークを外しながら決定的なチャンス(得点の機会)を生み出すプレイを指します。久保選手はまさにその役割を高い次元で遂行していました。次戦こそは彼の左足から放たれる鮮やかなゴール、あるいはチームを勝利に導く決定的なアシストが見られるに違いありません。今後もこの若き天才から目が離せそうにありません。
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