働く親御さんにとって、子どもの急な発熱や体調不良は本当に頭を悩ませる問題ですよね。そんな仕事と育児の両立を阻む高い壁に、ついに国が大きなメスを入れました。内閣府は、体調を崩した児童を一時的に預かる「病児保育施設」を新しく立ち上げる際の公的資金サポートについて、その対象を大幅に広げる方針を固めたのです。これまで参入が難しかった民間企業や特定非営利活動法人(NPO)も、今後は手厚いバックアップを受けられるようになります。
今回の規制緩和の背景には、圧倒的な施設不足という深刻な現状があります。これまでは自治体や医療法人、社会福祉法人といった公的な性格の強い組織だけが補助金の受給を認められていました。しかし、保育ニーズの多様化に追いついていないのが実情です。そこで内閣府は「子ども・子育て支援整備交付金交付要綱」という国の定めたルールを2020年春までに改正し、より柔軟に動ける民間組織の力を借りて、受け皿を一気に増やそうと舵を切りました。
新制度では、施設の建設や改修にかかる費用の3分の1が国から支給される仕組みとなっています。ここで気になる専門用語「子ども・子育て支援整備交付金」ですが、これは国が安心できる子育て環境を作るために、施設整備を金銭的に後押しする特別な手当のことです。今回は、民間団体が10年未満で運営をやめてしまった場合にはお金を返還させるという条件を設けることで、税金が不適切に使われるリスクもしっかりと防いでいます。
これまでは「民間の団体が10年以上も事業を安定して続けられるのか」という継続性を不安視する声が強く、支援の対象から外されていました。しかし現実には、長年にわたり地域に根ざして質の高い保育を提供している民間組織も数多く存在します。インターネット上のSNSでも「これで預け先が増えるなら本当に助かる」「民間ならではの柔軟なサービスに期待したい」といった、子育て世代からの前向きな反響や期待の声が続々と寄せられている状況です。
編集部としては、この施策は少子化対策への大きな一歩になると確信しています。民間企業やNPOが参入すれば、駅前の便利な立地への開設や、スマートフォンを使った手軽な予約システムの導入など、利便性が飛躍的に向上するはずです。もちろん、預かるのは病気の子どもですから、安全面の管理や保育の質をいかに担保するかという課題は残ります。それでも、この変革が多くの共働き世代の救いになることは間違いないでしょう。
内閣府は今後、各都道府県で保育事業の関係者を集めた説明会を順次開催していく予定です。新しい制度の中身を地域に広く浸透させ、スピーディーな施設設置を促す狙いがあります。子どもの急病に怯えながら働く時代が終わり、社会全体で安心して子どもを育てられる環境が整うことを、私たちは切に願っています。今後の各地域の動きから、ますます目が離せませんね。
コメント