世界的な経済の枠組みにおいて、国内総生産を指す「GDP」で第2位の中国と第3位の日本が築く結びつきは、アメリカと中国の関係に次いで国際社会に大きな影響を与えます。しかし現在の両国は、緊迫した空気や複雑に絡み合う課題を抱えているのが現状です。
このような時代だからこそ、客観的な視点で過去を学ぶことがアジアや世界の未来を考える上で欠かせません。そこでご紹介したいのが、2020年1月6日に日本経済新聞出版社から刊行された、世界の注目を集める歴史的大作『日中関係史』でございます。
著者は世界的な研究者として名高いエズラ・F・ヴォーゲル氏であり、訳は益尾知佐子氏が手掛けました。本書は遣隋使が派遣された時代から数えて、およそ1500年という果てしない年月の歩みを、極めて公平な目線で鮮やかに描き出しています。
SNS上でも「これほど長大な歴史を網羅した本は珍しい」「今の日中関係を読み解くバイブルになる」といった熱い反響が相次いでおり、知的好奇心を刺激された読者の間で早くも大きな話題を呼んでいる状況です。
四六判で652ページという圧倒的なボリュームを誇る本書は、本体価格3000円(税別)で絶賛販売されています。ただ歴史を並べるだけでなく、両国が未来に向けて友好関係を深めるためのヒントが詰まっており、一読の価値があるでしょう。
私たちは歴史問題と聞くと感情的になりがちですが、困難を乗り越える「超克(ちょうこく)」には、まず事実を冷静に受け止める姿勢が求められます。この本は、激動の時代を生きる私たちに確かな指針を授けてくれるに違いありません。
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