電子部品のグローバルリーダーとして世界を牽引する村田製作所が、新たな年を迎えるとともに、未来を見据えた大胆な一歩を踏み出しました。同社は2020年1月1日および2020年1月25日付で行われる重要な人事異動と組織改革を発表し、業界内で大きな注目を集めています。今回の変革からは、激変する市場環境にいち早く対応しようとする、企業の強い意志がひしひしと伝わってくるでしょう。
特に注目すべきなのは、2020年1月1日に企画管理本部内の情報システム統括部に新設された「業務改革推進室」です。これは昨今多くの企業が取り組んでいるDX(デジタルトランスフォーメーション)、つまりデジタル技術を用いて業務プロセスやビジネスモデルを根本から変革する戦略の一環と言えます。これまでのビジネスシステム戦略企画からステップアップし、本林宏一郎氏が初代室長に就任することが決まりました。
この先進的な組織改編に対して、SNS上でも「ムラタの次の一手が非常にスピーディーで驚いた」「本格的なデジタル化の波を予感させる」といった、ポジティブな反響が数多く見られます。最先端のIT技術を駆使して業務効率を極限まで高める姿勢は、多くのビジネスパーソンに刺激を与えているようです。さらに、後任のビジネスシステム戦略企画には服部隆之氏が就き、エナジーシステム統括部でも吉野秀典氏が新たな職務に就任します。
技術基盤を揺るぎないものにする1月25日の人事戦略
さらに、2020年1月25日にも技術・事業開発本部で重要な動きが控えています。共通基盤技術センター長に台博之氏が着任し、ものづくりの根幹を支えるCADやCAE技術のリーダーには吉田憲雄氏が抜擢されました。ここでいうCADとはコンピューターを用いた設計支援システム、CAEとはコンピューター上でのシミュレーション解析技術のことで、製品開発のスピードと品質を左右する極めて重要な専門領域です。
私は今回の迅速な組織改革こそが、村田製作所が世界トップクラスであり続ける理由だと確信しています。新組織を立ち上げて業務改革を急ぐスピード感からは、過去の成功体験にとらわれず、常に進化を求める攻めの姿勢が伺えるからです。ただの人事異動にとどまらず、技術基盤を強固にしながら効率化を突き詰める同社の取り組みは、今後の製造業界におけるDXの模範となるに違いありません。
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