【全日本バスケ】JX-ENEOSが圧倒的強さで7連覇!引退撤回の吉田亜沙美が魅せた神パスと若手の急成長でデンソーを圧倒

バスケットボール女子の日本一を決める全日本選手権の決勝戦が2020年1月13日に開催され、JX-ENEOSがデンソーを83対53で下し、見事7年連続24度目の頂点に輝きました。就任1年目となる梅崎ヘッドコーチが「選手たちが勝利への道筋を熟知しているため、一切の不安はなかった」と語るほど、チームの完成度は極限に達しています。女王としての風格を世界に見せつける圧巻のゲーム展開でした。

今大会の決勝は、これまでの連覇の歴史の中で4度目となるデンソーとの宿命の対決です。試合開始直後こそ激しい一進一退の攻防が繰り広げられ、会場は緊迫した空気に包まれました。しかし、日本代表クラスの逸材が揃うタレント集団であるJX-ENEOSの選手たちは、少しも動じることはありません。ネット上でも「この安定感は次元が違う」「強すぎて王者の風格しか感じられない」と驚嘆の声が続出しています。

試合の決定打となったのは、最大22点ものリードを奪い去った第2クォーターの猛攻です。ここで圧倒的な存在感を放ったのが、2019年3月に一度は現役引退を発表しながらも、同年の2019年9月に電撃復帰を果たした32歳の司令塔、吉田亜沙美選手でした。彼女がコートに立つと、瞬時に試合の流れを支配する息をのむようなゲームメイクが始まります。

ここで専門用語の「アシスト」について解説しましょう。これは味方選手がシュートを決めて得点できるよう、直接つながる効果的なパスを出すプレーのことです。吉田選手は第2クォーターのわずか約5分間で、このアシストを4本も量産しました。まさに針の穴を通すような正確無比なパスを供給し、チームの攻撃陣を完璧に操る起点となったのです。

ゴール下では渡嘉敷来夢選手や梅沢カディシャ樹奈選手が強固な壁となってリバウンドを確実にとらえ、その瞬間に林咲希選手や宮沢夕貴選手らシューター陣が前線へと走り出します。そこへ吉田選手から「あとはシュートを打つだけ」という最高のパスが届くのです。この一連の鮮やかな速攻は、対戦相手であるデンソーの戦意を徹底的に削ぎ落とすほどの破壊力を持っていました。

吉田選手は「我慢の時間帯を耐え抜けば、必ず自分たちに流れが傾くことが分かっていた」と振り返ります。彼女が不在だった期間、大黒柱の穴を埋めようと必死に汗を流してきた後輩たちの急成長は、復帰した彼女の目にも明らかでした。自らはまだ完璧なコンディションではないとしながらも、それぞれの役割を全うした仲間を称える姿からは、強い絆が感じられます。

SNS上では「吉田選手のパスワークにしびれた」「引退を撤回して戻ってきてくれて本当に良かった」といった歓喜のコメントがあふれ返っています。過去6回の優勝とは異なり、後輩たちの頼もしい進化を実感しながら掴み取った今回の栄冠は、チームにとって未来へ繋がる特別な意味を持つはずです。最強の遺伝子が引き継がれるJX-ENEOSの黄金時代は、まだまだ終わりを迎えそうにありません。

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