東北地方の経済に、心躍るハッピーなニュースが飛び込んできました。内閣府が発表した2019年12月の景気ウォッチャー調査、通称「街角景気」において、東北6県の現状判断DIが前月より5.5ポイントもアップし、39.8に達したことが分かりました。この上昇幅は、なんと全国12地域の中でトップという快挙です。
ここで使われている「現状判断DI」とは、タクシー運転手や小売店の店員など、街の経済を肌で感じている人々の声を数値化した専門的な指標を指します。50を上回ると「景気が良い」、下回ると「悪い」と判断されるため、今回の39.8という数字自体はまだ回復の途上ですが、3カ月ぶりに上向きへと転じたことは大きな一歩と言えるでしょう。
SNS上でも「東北の年末商戦が盛り上がっていたのは本当だったんだ」「確かにお店に活気が戻ってきた気がする」といった、前向きな変化を歓迎する投稿が相次いでいます。この好調を力強く牽引したのは、恵まれた冬の天候と、お財布の紐が緩む年末特有の華やかなお買い物ムードでした。
実際に現場で働く人々からも、喜びの声が続々と届いています。ある美容室からは「12月は天候にも恵まれたことで、髪を綺麗に整えたいというお客様がいつも以上に増えた」という報告がありました。天気が良いとお出かけしたくなる心理が、そのまま客数の増加に繋がった好例です。
さらに、地域の買い物を支えるショッピングセンターでも、嬉しい悲鳴が上がっています。「クリスマス商戦や、冬のボーナス支給後の日曜日が非常に順調に推移した」とのコメントがあり、イベントを全力で楽しもうとする消費者の旺盛なエネルギーが、数字を大きく押し上げたことが窺えます。
編集部としても、今回の結果は地域の底力を示す素晴らしい兆候だと捉えています。やはり、人々が笑顔で街へ繰り出し、定価でも価値あるものにお金を使う循環こそが、地方創生の原動力になるはずです。ネットの口コミを見ても、地元の活気を喜ぶ声が目立ち、人々のマインドも明るくなっています。
東京五輪への期待と消費増税の影!これからの東北経済の行方
しかし、手放しで大喜びするばかりではいられません。2カ月ないし3カ月先の未来を予測した「先行き判断DI」に目を向けると、前月から0.1ポイント微減の42.3という結果になりました。足元の景気は回復しているものの、今後の見通しについては、現場のプロたちも少し慎重な姿勢を崩していないようです。
この足踏みの背景には、2019年10月に実施された消費税率10%への引き上げが、今なお家計にじわりと重い影を落としているという現実が存在します。増税による買い控えの心理や生活防衛の意識は根強く、一時的なお祭りムードが去った後の反動を懸念する声は少なくありません。
その一方で、2020年に開催を控える東京オリンピック・パラリンピックは、経済を再び熱く燃え上がらせる特大の起爆剤として期待を集めています。関連する観光需要の拡大やイベント関連の消費が、東北の地にも大きな恩恵をもたらす可能性は十分にあります。
これからの東北経済をさらに発展させるためには、増税の不安を打ち消すような、地域独自の魅力発信や積極的な仕掛けが不可欠になるでしょう。一過性のイベント特需に頼るだけでなく、地元のファンを増やす継続的なアプローチが、今後の持続的な景気回復の鍵を握るに違いありません。
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