令和の時代を迎えて初めての年末年始、群馬県の観光地が大いに沸き立ちました。群馬県が発表した調査によると、2019年12月29日から2020年1月3日までの6日間において、主要な温泉地やスキー場を訪れる旅行客が前年を大きく上回る賑わいを見せています。
この好調を力強く後押ししたのが、例年よりも長くなったカレンダーの並びです。2018年度の年末年始と比較して長期の連休を取得しやすい日系となったため、遠出を計画するハードルが下がり、県内外から多くの人々が群馬へと足を運ぶ結果につながりました。
SNS上でも「これだけ長い休みなら、のんびり名湯に浸かりたい」「久しぶりに家族全員で遠出するチャンス」といった声が事前に多く飛び交っており、実際の旅行意欲の高さが数字として証明された形です。仕事の疲れを癒やすリフレッシュの場として、群馬が選ばれています。
特に注目すべきは、県内を代表する主要9温泉地の宿泊者数が合計で16万6546人に達し、前年同期比で1.4%増加した点でしょう。なかでも圧倒的なブランド力を誇る草津温泉は7.5%増と大きく数字を伸ばしており、その人気の高さは衰えを知りません。
また、利根根利川の渓谷美を楽しめることで知られる老神温泉も3.3%増と健闘しています。一方で、宿泊施設が1軒閉館してしまった影響をダイレクトに受けてしまった磯部温泉が22%減となるなど、地域ごとの個別要因による明暗も一部で見られました。
恵みの雪が呼び水に!スキー場も大盛況の冬シーズン
温泉地だけでなく、ウインタースポーツの聖地であるスキー場も負けてはいません。県内にある主要21カ所のスキー場における利用者数は18万6962人を記録し、前年同期比で5.2%増という目覚ましい成長を遂げています。
冬の行楽において最も重要な要素となるのが、ゲレンデのコンディションを左右する降雪状況です。今回は年末から年明けにかけて待望のまとまった雪が降り積もり、まさに絶好のパウダースノーがスキーヤーやスノーボーダーを迎え入れる形となりました。
専門用語として使われるこの「パウダースノー」とは、水分が非常に少なくサラサラとした、まるで粉のような雪質のことを指します。滑走時の浮遊感が心地よく、転んでも服が濡れにくいため、ウィンタースポーツ愛好家にとって最高の贅沢とされているものです。
ネット上でも「草津のゲレンデ、新雪が最高すぎて最高の滑り初めになった」「嬬恋の雪質が神がかっている」といったリアルタイムの歓喜の報告が写真付きで多数投稿され、それを見た人々がさらに現地へ足を運ぶという好循環が生まれました。
エリア別で見ると、草津地区が12%増、嬬恋地区が7.1%増とそれぞれ大幅なプラスを記録しています。お正月の三が日最終日となった2020年1月3日には、連休の締めくくりを楽しもうとする人々によって、利用者の波は最高潮を迎えました。
今回の結果からは、やはり長期連休という制度的な後押しと、自然の恵みである雪という2つの好条件が重なることの爆発的な引き込み力を実感させられます。群馬の観光資源のポテンシャルの高さが、改めて証明された素晴らしい年末年始と言えるでしょう。
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