アメリカの航空宇宙大手であるボーイング社において、衝撃的な社内コミュニケーションの実態が明らかになりました。公開された内部文書によると、同社の従業員が身内のやり取りの中で、監督官庁である米連邦航空局(以下、FAA)を「サル」という言葉になぞらえてからかっていたことが発覚したのです。2020年1月11日、この驚きのニュースがニューヨークから報じられると、業界内外に大きな激震が走りました。
ここで登場するFAAとは、アメリカ国内の民間航空の安全性を統括し、新型飛行機の承認などを担う非常に重要な政府機関です。いわば空の安全を守る最後の砦とも言える存在ですが、今回の文書からは、ボーイング社の一部従業員がこの当局や安全管理そのものを軽視していた姿勢が透けて見えます。これに対してSNS上では、「乗客の命を預かる企業としてのモラルが欠如している」「あまりにも不謹慎だ」といった猛烈な批判の声が巻き起こりました。
事態を重く見たボーイング社は、すぐさま公式に謝罪声明を発表する事態に追い込まれています。不適切な発言に関与した従業員に対しては、厳正な処分を下す方針を明らかにしました。しかし、一度失われた信頼を回復するのは決して容易ではありません。筆者の視点としても、人命最優先であるべき航空機メーカーが、このような傲慢なマインドを持っていたことは看過できず、徹底的な組織風土の改革が必要不可欠だと感じます。
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