地球温暖化への危機感が高まる昨今、ビジネスの世界でも環境への配慮が欠かせない時代になりました。そんな中で総合金融大手のオリックスは、二酸化炭素の排出量を実質的にゼロにするクリーンな電力の販売を本格的にスタートさせました。環境問題に敏感な現代企業のニーズに先駆けて応える、非常に先進的な取り組みとして注目を集めています。
今回導入された新サービスは、「非化石証書」という制度を巧みに活用しているのが大きな特徴です。この仕組みは、石油や石炭、天然ガスといった化石燃料を一切使用せずに発電された電力であることを公式に証明するものです。この証明書と通常の電力を組み合わせることで、算出される二酸化炭素の排出量を相殺し、クリーンなエネルギーとして販売することが可能になりました。
環境に配慮した経営を推進したい企業にとって、このサービスはまさに待望の選択肢と言えるでしょう。2020年01月21日現在、まずは子会社であるオリックス環境が運営する、千葉県と埼玉県にある2箇所の総合リサイクル工場に向けて、実際の電力供給が開始されています。今後はこの実績を足がかりに、首都圏や中部、関西エリアの法人へと広く展開される計画です。
オリックスは、2009年に電力の小売事業へと参入して以来、着実にエネルギー分野での実績を積み重ねてきました。これまでは二酸化炭素の排出量を抑えたメニューを中心に提供していましたが、今回の新サービスによってその支援内容をさらに一段階へと引き上げています。背景には、世界的な環境イニシアチブである「RE100」への関心の高まりが挙げられます。
ここで注目したい専門用語が「RE100」です。これは、事業活動で消費するすべての電力を太陽光や風力といった再生可能エネルギーだけで賄うことを目指す、国際的な企業連合を指します。日本国内でも加盟する先進企業が急速に増えており、こうした背景からクリーンな電力への需要はかつてないほどに膨れ上がっているのが現状です。
このニュースに対し、SNS上では「企業が本気で環境問題に取り組むためのインフラが整ってきた」「RE100を目指す企業にとっては、強力な選択肢になりそう」といったポジティブな意見が多数寄せられています。さらに「オリックスのブランド力があれば、他の大手企業も追随するのではないか」と、業界全体への波及効果を期待する声も目立ちました。
私は、このオリックスの決断は今後の日本ビジネスのスタンダードを大きく変える一手になると考えています。これまでは環境対策と言えばコストと捉えられがちでしたが、これからは企業の価値を高める投資へと変わっていきます。このような実質的な選択肢が増えることは、日本の経済社会全体をクリーンな未来へと導く大きな原動力になるはずです。
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