ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)2019年10〜12月期決算発表!純利益32%大幅増の背景と市場のリアルな反応

米国の医薬・日用品大手であるジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が、注目を集めていた最新の決算を発表しました。2020年01月22日に公開された2019年10〜12月期の業績によると、純利益が前年の同じ時期に比べて32%も増加し、40億1000万ドル(日本円で約4400億円)に達したとのことです。この驚異的なプラス成長の背景には、前年同期に足を引っ張っていた多額の訴訟関連費用が発生しなかったという特殊な要因が大きく影響しています。

一般的に企業が裁判などで支払う「訴訟関連費用」が減ることは、経営の健全化を示すポジティブなサインと受け止められるでしょう。今回の決算数値だけを見れば、一見すると素晴らしい大躍進を遂げたかのように映ります。しかし、ビジネスの現場はそれほど単純ではありません。同時に発表された売上高の伸びが、事前の市場予想(アナリストたちが予測していた期待値)に届かなかったため、投資家たちの間には一転して失望感が広がることとなりました。

この結果を受けて、同日のニューヨーク株式市場ではJ&J株への売り注文が優勢となり、株価は冴えない値動きを見せています。SNS上でもこのニュースは即座に拡散されており、「利益が増えたのはおめでたいけれど、本業の稼ぎを示す売上高が物足りないのは心配だ」「やっぱり訴訟リスクが常に付きまとう銘柄だから、慎重に見極めたい」といった、冷静かつシビアな声が数多く上がっている状況です。

編集部としては、今回の決算は手放しで喜べる内容ではないと考えています。訴訟費用の減少という「一過性の要因」で利益が見映え良くなったものの、企業の本質的な成長力を示す売上高が停滞している点は見逃せません。ヘルスケアの巨人として世界を牽引する同社ですが、今後は主力である医薬品や医療機器部門において、いかに実質的な需要を創出していけるかが、持続的な株価上昇の鍵を握るのではないでしょうか。

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