【新型コロナ】中国が団体旅行を禁止!日本の観光地や空港から悲鳴が上がる現状と今後の行方

中国の湖北省武漢市を中心に猛威を振るう新型コロナウイルスですが、事態は急速に変化しています。中国政府は2020年1月27日、感染の広がりを抑え込むため、自国からの海外団体旅行を禁止するという大なぎなたを振るいました。この突然の決定は、書き入れ時を迎えていた日本国内の観光業界に大きな激震を走らせています。

特に大きな影響を受けているのが、日本の空の玄関口である空港です。多くの旅行客が行き交う羽田空港の雑貨店では、例年の春節期間における顧客の約3割を中国からの団体客が占めていました。お店では人気の高いハンカチや和風の小物を大量に用意して準備万端だっただけに、現場のスタッフからは落胆の声が漏れています。

空港の運営側も、この想定外の事態に強い危機感を抱いている状況です。広報担当者によると、今後の空港内テナントへの経済的な打撃は避けられない見通しであり、事態の推移を慎重に見守るとしています。春節という年間最大の商機を直撃したこのニュースは、多くの店舗にとって死活問題になりかねません。

愛知県に位置する中部国際空港でも、いつもの賑わいは影を潜めつつあります。例年であれば、到着ロビーや観光バスの乗り場は中国人観光客で溢れ返る時期ですが、すでにその姿は激減しました。飲食店の従業員もマスクを着用しながら、これからの売上減少に対する不安を隠せない様子で語っています。

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交通インフラを直撃する大量キャンセルの嵐

移動の足を担う交通機関へのダメージも、目に見える形で深刻化してきました。成田空港からの高速バスを運行する会社では、大型連休が始まった2020年1月24日以降、利用者が前年比で2割から3割ほど落ち込んでいると明かします。空港全体の活気が失われていく様子に、関係者は頭を抱えています。

さらに関西圏でも、悲痛な叫びが上がっているのが現状です。大阪府内の貸切バス会社では、中国からの予約取り消しが相次いでおり、残りの手配もいずれ全て消滅すると見込んでいます。この会社では春節に合わせて1日5台ほどのバスを稼働させていましたが、すでに数百人規模のキャンセルが発生しました。

ここで今回の騒動の中心にある「インバウンド」という言葉について解説します。これは外国人が訪れてくる観光旅行を指す専門用語であり、近年の日本経済を支える重要な柱でした。今回の措置は、まさにこのインバウンド需要を一瞬にして消失させるほどの、凄まじい破壊力を持っています。

SNS上でもこの状況に対して、「観光業への打撃が恐ろしすぎる」「感染拡大を防ぐためには仕方がない措置だ」といった、複雑な思いを抱く声が無数に投稿されています。安全の確保と経済の維持という、非常に難しい天秤に国全体が立たされていると言えるでしょう。

今回の事態を受け、筆者は日本の観光業の構造そのものを見直す時期が来たと痛感します。特定の国からのインバウンドに依存しすぎた歪みが、このようなリスク発生時に一気に噴出した形です。今後は他国からの誘客や国内旅行の活性化など、リスクを分散する強靭な仕組みづくりが急務です。

事態は一刻を争う状況ですが、まずは目の前の感染拡大防止に全力を尽くすことが最優先されます。その上で、大打撃を受けた中小の観光事業者や交通機関に対して、政府による迅速かつ柔軟な経済的支援が行われることを切に願います。これ以上の冷え込みが他国へ連鎖しないよう祈るばかりです。

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