桜を見る会・IR汚職で内閣支持率急落!世論調査が示す政府説明への不信感と今後の国会論戦の行方

日本経済新聞社が2020年01月24日から2020年01月26日にかけて実施した世論調査において、現在の政治に対する国民の厳しい視線が浮き彫りになりました。とりわけ、首相が主催する「桜を見る会」に関する政府の釈明に対して、実に78%もの人々が「承服しかねる」と牙を剥いています。さらに、カジノを中核とする統合型リゾート、いわゆるIR(インテグレーテッド・リゾート)の誘致計画に関しても、67%が方針を転換すべきだと求めている状況です。

SNS上でもこの結果は大いに注目を集めており、「国民の不満が完全に可視化された」「これでも政府は対話の姿勢を変えないのか」といった、厳しい書き込みが相次いでトレンド入りしています。このように有権者の不信感が最高潮に達する中、野党は2020年01月27日から始まる予算委員会において、これら2つの火種を徹底的に追及する構えを崩していません。メディアの目から見ても、今回の調査結果は一過性の批判にとどまらない、深刻な統治能力への疑問を突きつけていると感じます。

こうした国民の冷ややかな視線を反映するように、安倍内閣の支持率は48%まで下落し、50%の大台を割り込みました。これは、厚生労働省による毎月勤労統計の不正問題が発覚し、国会が大荒れとなった2019年03月以来の低水準となります。統計の信頼性が揺らいだ当時と同様に、今回の問題も「政府の誠実さ」という、民主主義の根幹に関わる部分が問われているからこそ、支持層の離脱を招いているのでしょう。

ここで注目すべきは、カジノを含むIR整備に対する反発の強さです。IRとは、国際会議場やホテル、そしてカジノなどが一体となった複合施設を指し、観光振興の起爆剤として期待されていました。しかし、現職の国会議員が収賄容疑で逮捕されるという前代未聞の汚職事件へと発展したことで、イメージは失墜しています。今回の調査で計画を「このまま進めるべきだ」とした声は23%にすぎず、反対の波はかつてないほどに広がっています。

興味深いことに、この誘致への懸念は内閣を応援する人々の間でも一様に共有されている点が見逃せません。計画の再考を求める声は、内閣を支持しない層で81%に達したのはもちろんのこと、支持する層でも過半数を超える56%を記録しました。政党別に見ても、自民党を支持する層の61%が慎重な姿勢を崩しておらず、無党派層でも66%がNOを突きつけています。利権や汚職に対する嫌悪感は、政治的な立場を超えた国民共通の感情と言えます。

そもそも、ギャンブル依存症への懸念などから、有権者の間ではカジノに対する警戒感が根強く存在していました。法案が成立した2018年07月の時点でも、およそ6割が法制化に反対していたのです。今回の不祥事を受け、政府は当初2020年01月に予定していた事業者の選定基準などを盛り込んだ基本方針の決定を、2020年02月以降に先送りせざるを得なくなりました。泥縄式の対応と言わざるを得ず、クリーンな政治を求める声に耳を傾けるべきです。

一方で、「桜を見る会」を巡る泥沼の議論も、政権の足を大きく引っ張る要因となっています。首相の地元後援会関係者が多数招待されていた疑惑に対し、野党は「税金を使った公的行事の私物化である」と猛烈な批判を展開してきました。さらに、招待者名簿をシュレッダーで破棄したとする公文書管理の杜撰さも、火に油を注いでいます。国家の記録を軽視する姿勢は、行政の透明性を揺るがす重大な過失だと私は確信します。

この問題に対する政府のこれまでの回答について、「納得がいく」と答えた人はわずか14%にとどまりました。これに対して「納得がいかない」という回答は78%に達しており、前回の2019年12月調査の時点からさらに4ポイントも増加しています。時間が経てば風化するどころか、説明を拒むような態度が、かえって有権者の不信感を日々増幅させている証拠でしょう。ネット上でも「疑惑隠し」という言葉が飛び交っています。

驚くべきことに、自民党の支持層であっても、67%の人々が政府の説明不足に不満を漏らしているのが現状です。内閣支持層の中ですら「納得できない」が63%を占めており、身内からも厳しい目が注がれていることは明白でしょう。身内の擁護すら得られないほどの不誠実な対応が、数字となって如実に現れた形です。独善的な政治運営を続ければ、いずれ政権の土台そのものが崩壊しかねない瀬戸際に立たされています。

国会では2020年01月27日から、首相とすべての閣僚が出席する衆議院予算委員会が幕を開け、2019年度補正予算案の実質的な審議がスタートします。政府や与党は2020年01月30日までにこの予算案を成立させたい考えですが、一筋縄ではいかないでしょう。これまでの代表質問とは異なり、予算委員会は一問一答の臨戦態勢で行われるため、激しい言葉の応酬が予想されます。国民が納得できる真実が語られるのか、一瞬たりとも目が離せません。

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