男子ゴルフ期待の星!木下稜介がシンガポールオープンで魅せた「覚醒」の瞬間と賞金王への熱き誓い

常夏のシンガポールで、日本の男子ゴルフ界を揺るがす熱い戦いが繰り広げられています。2020年01月16日から開幕した「SMBCシンガポールオープン」にて、プロ7年目を迎えた木下稜介選手が素晴らしい躍進を見せているのです。初日から70、69、67と日を追うごとにスコアを伸ばす見事な右肩上がりのプレーを披露し、通算8位タイへと急浮上しました。これには日本のゴルフファンからも、今後のさらなる大化けを期待する声が続々と寄せられています。

現在の日本男子ツアーは、シード権を持つ選手の約半数を海外の強豪たちが占めるという非常にタフな環境です。そんな厳しい状況下で、木下選手は2018年に獲得した初シードを2019年シーズンもしっかりと死守しました。ちなみに「シード選手」とは、前年のツアー成績上位者に与えられる、翌年の主要な大会への優先出場権のことです。この出場枠を守り続けること自体が至難の業であり、彼の高い実力を証明しています。

彼の類いまれなる才能は、同郷である奈良県出身の偉大な先輩、谷口徹選手からもお墨付きを得ています。昨シーズンはトップ10入りを6回も記録するなど、初勝利への足場を着実に固めてきました。今シーズンの開幕を迎え、木下選手は「でっかく賞金王を目指したい。最低でも1勝、そして2勝、3勝と積み重ねたい」と熱く力強い言葉で目標を語っています。トッププロとして泥臭く勝利にこだわる姿勢は、多くのファンの心を掴んで離しません。

2020年01月18日に行われた第3ラウンドでは、圧巻のロケットスタートを見せました。1番ホールで幸先よくバーディーを奪うと、海沿いの美しいロケーションが広がる5番、6番、7番ホールで怒涛の3連続バーディーを奪取したのです。高層ビル群に向かって放たれるショットはどれもキレがあり、前半だけでなんと5つのバーディーを量産しました。この爆発力のあるゴルフには、SNS上でも「海外勢に負けていない」「ついに覚醒した」と歓喜のコメントが溢れています。

難度の高い前半を5アンダーという素晴らしいスコアで折り返したことで、オフの猛特訓の成果が「自信から確信に変わった」と本人も手応えを語ります。しかし、後半に入ると一転して南国特有の激しい雨に見舞われました。11番のティーショットでは、3番ウッドの芯を外すミスショットを放ってしまいます。ここで一呼吸置くべきだったという本人の言葉通り、天候の急変による判断ミスが響き、後半は惜しくも1オーバーと足踏みを強いられました。

自然を相手にするゴルフというスポーツにおいて、天候への臨機応変な対応は一瞬の迷いが生死を分けます。今回はその厳しさを知る結果となりましたが、前年の同大会で予選落ちを喫した悔しさを、初出場ながら見事に晴らした形です。首位との差はあるものの、今大会の上位4名に与えられる伝統の「全英オープン」への出場切符は十分に狙える好位置につけています。

私は、彼が持つ秘めたポテンシャルがこの過酷なアジアの地で完全に開花しつつあると感じています。ゴルフ界のスターである石川遼選手と同世代の28歳という年齢は、技術と体力が最も充実する成熟期です。今回の後半のミスを糧にして、一気に世界の舞台へ飛び出してほしいと願っています。殻を破り、日本を代表するエースへと上り詰める瞬間がいよいよ近づいているのではないでしょうか。

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