冬の味覚を代表する高級食材であり、「フグの王様」として君臨するトラフグ。誰もが一度は本場で味わいたいと夢見る魚ですが、実は長崎県がその養殖生産量で日本一を誇り、全国シェアの5割を占めている事実はあまり知られていません。
これまでは地元でも提供する店舗が少なかったものの、長崎市や地元漁協が手を取り合い、市内で気軽に味わえる環境が整ってきました。SNS上でも「長崎でこんなに美味しいふぐが安く食べられるなんて驚き」といった、喜びと驚きの声が広がっています。
養殖業が盛んな長崎市戸石町では、職人たちがこだわり抜いた特別な餌を与えてトラフグを大切に育てています。長崎市たちばな漁業協同組合の道下雅久参事も、その味わいは天然物と区別がつかないレベルであると熱く語ってくださいました。
私は、この徹底した品質管理こそが養殖日本一の誇りであり、天然物に劣らない美味しさを生み出す原動力だと確信しています。長崎の豊かな海と漁業関係者の情熱が詰まったトラフグは、まさに一食の価値がある極上の逸品と言えるでしょう。
そんな自慢の味を広く届けるため、市内では「戸石とらふぐ料理フェア」という魅力的なイベントが2020年2月29日まで開催されています。合計で28もの店舗が参加し、それぞれ自慢のふぐ料理を競い合うように提供しているのです。
フェアに参加する水産会社の中崎水産では、東京や大阪といった大都市の相場に比べて半値以下という衝撃的な価格でフルコースを用意しています。ランチは3500円、夜は5000円という破格の安さで、贅沢なふぐ刺しからお鍋、雑炊まで堪能できます。
中崎光浩社長は、長崎に来ればトラフグが気軽に食べられるという認知が広がることで、地域全体の活性化に繋がってほしいと期待を寄せています。この素晴らしい取り組みは、地方創生の新しいモデルケースとしても非常に有意義な挑戦だと私は思います。
また、JR長崎駅から徒歩で5分ほどの好立地にある「長崎居酒屋 和」でも、予約なしで気軽に地元産のトラフグを味わうことが可能です。スパイシーで旨味が凝縮された「河豚唐揚げ」は880円、大人気の「てっちり鍋」は2人前で1815円となっています。
「てっちり鍋」とは、ふぐの身や骨を野菜と一緒に煮込み、ポン酢で味わう伝統的な鍋料理(和食)のことです。お一人様でもふらりと立ち寄りやすいアットホームなカウンター席で、至福のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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