投資家の間で緊張感が高まっています。2020年01月30日のアジア株式市場において、日経アジア300指数が続けて値を下げる展開となりました。旧正月(春節)の休場が明けたばかりの香港市場では、世界中で懸念が広がっている新型肺炎への警戒感から、リスクを避けようとする売り注文が膨らんだ模様です。
この動きに対して、SNS上では「香港市場の再開で売りが加速するのは予想通り」「どこまで下がるのか不安」といった声が上がっています。その一方で「前日のアメリカ市場が上昇していたから、大暴落は避けられたみたいだ」という冷静な分析も見受けられました。まさに投資家たちの複雑な心理が反映された形です。
今回のように相場全体が下落する局面を「続落」と呼びますが、これは株価が2営業日以上続けて下がる現象を指します。市場の主役である中国工商銀行や中国建設銀行といった、中国の巨大金融機関の株が軟調に推移しました。さらに、香港で有名なジュエリー販売大手の周大福珠宝集団にも売りが殺到しています。
ここで注目したいのが「下値を支える」という相場用語です。これは、株価が一定の基準より下がるのを防ぐ買いの勢いがある状態を示します。今回は前日におけるアメリカ株式市場の好調さが、アジア市場の全面安を食い止める防波堤のような役割を果たしてくれたのではないでしょうか。
個人的な見解としては、感染症の拡大という不透明な要素がある以上、しばらくは一喜一憂する展開が続くと予想されます。しかし、企業の基礎的な稼ぐ力そのものが失われたわけではありません。SNSでも「ここは絶好の押し目買いのチャンスかもしれない」と前向きに捉える投資家も一定数存在しています。
目先の株価の上下に一喜一憂するのではなく、市場全体の資金の流れを冷静に見極める姿勢が今こそ求められているでしょう。アメリカ市場の底堅さが証明された今、アジア市場がいつ安心感を取り戻して反転攻勢に出るのか、今後の動向から一瞬たりとも目が離せません。
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