【新型肺炎】中国での死者41人に急増!フランス・オーストラリアでも初の感染確認、春節の列島封鎖はパンデミックを防げるか?

世界中が沸き立つお正月のムードを、未知の脅威が切り裂いています。中国の湖北省武漢市から広がった新型コロナウイルスによる肺炎について、中国政府は2020年01月25日、国内の死者数が41人に達し、感染者は1287人にのぼったと公表しました。おめでたいはずの春節(旧正月)の当日に、事態は極めて深刻な局面を迎えています。

さらに胸が痛むのは、最前線で命を救うはずの医療従事者にも犠牲者が出たことです。2020年01月25日の午前、武漢市内の病院で治療にあたっていた62歳の耳鼻科の医師が、新型肺炎の疑いで亡くなったと現地メディアが報じました。防護服の不足や過酷な勤務環境が噂されるなか、現場の逼迫した状況がリアルに伝わってきます。

この衝撃的なニュースに、SNS上でも「医療従事者の方まで亡くなるなんてショックすぎる」「現場の医師を守ってほしい」といった悲痛な声や、強い不安を訴える書き込みが急増しています。

スポンサーリンク

アジアを飛び越え欧州・豪州へも感染拡大

ウイルスの包囲網は、もはやアジアだけにとどまりません。オーストラリア政府は2020年01月25日、ビクトリア州で初となる感染者を発見したと発表しました。患者は武漢への渡航歴がある50歳代の中国籍の男性です。また、フランス政府も2020年01月24日に3人の感染を公表し、ついにヨーロッパでも初の患者が確認されました。

ここで注目すべき専門用語が「渡航歴(とこうれき)」です。これは過去に海外の特定の地域へ旅行や仕事で行ったことがあるかという履歴を指します。感染症の流行時には、どこからウイルスが持ち込まれたかを特定し、二次感染を防ぐための非常に重要な手がかりとなります。

アメリカでも2人目の感染者として、2019年12月に武漢を訪れ、2020年01月中旬にシカゴへ戻った60歳代女性の陽性が判明しました。香港でも感染者が5人に増えるなど、世界規模の「パンデミック(世界的な感染大流行)」への懸念が、一気に現実味を帯びてきています。

事実上の都市封鎖も「後手」の批判、消えた春節の賑わい

事態を重く見た中国政府は、2020年01月23日から武漢市を出発する列車や航空便をストップさせるという、前代未聞の「都市封鎖」に踏み切りました。しかし、春節の帰省ラッシュは2週間前から始まっており、移動のピークは2020年01月20日だったとされています。すでに感染の波は中国全土に広がっており、政府の対応は後手に回ったと言わざるを得ません。

北京では有名な観光地である万里の長城が一般公開を中止し、上海ディズニーランドも休園を決めています。本来なら家族や友人が集い、笑顔で溢れるはずの伝統的な縁日「廟会(びょうえ)」も中止され、街は不気味なほどに静まり返っているようです。延べ30億人が大移動するといわれるこの時期に、果たしてウイルスの猛威を抑え込めるのでしょうか。

ネット上では「対応が遅すぎる」「隠蔽していたのではないか」という当局への厳しい批判が飛び交っています。私個人としても、初期の段階でより透明性のある情報開示が行われていれば、これほどのパニックには発展しなかったのではないかと強く感じます。今は一人ひとりが手洗いやマスク着用など、徹底した自己防衛を行うしかありません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました