2010年上海万博で大反響!大阪の巨大タコ看板が世界を魅了した熱狂の軌跡

2010年5月1日、世界中が熱狂した上海万博の会場に、大阪・道頓堀の象徴とも言える「巨大なタコ」が突如として現れました。道頓堀コナモンミュージアムでおなじみのこの巨大看板は、白ハト食品工業が手掛ける「たこ家道頓堀くくる」の顔。なんと高さ約3メートル、幅約4.5メートル、重量5トンという圧巻のスケールで、訪れる人々を驚かせたのです。

この壮大な“海外出張”のきっかけは、日本産業館の総合プロデューサーを務めていた堺屋太一氏からの熱烈なオファーでした。「中国の人々に本場の味を届けたい」という同氏の情熱に動かされ、永尾俊一社長は看板を海を越えて上海へと運ぶ決断を下します。当時、看板は1991年から掲げられていた歴史あるものでしたが、この歴史的な舞台のために1カ月かけて見事に修復されました。

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世界を虜にした「大阪の味」と技術の融合

ただ看板を飾るだけではありません。この巨大タコには、墨を吐いたり目を光らせたりするユニークな演出装置が追加され、まるで生きているかのような存在感を放ちました。会場で提供されたのは、日本国内と全く同じレシピのたこ焼き。当時8個で35元(約500円)という現地では少し贅沢な価格設定でしたが、その行列は途切れることがありませんでした。

半年間で売れた数は、驚異の約50万食です。SNS上でも「あの巨大タコが上海にいる!」「大阪の味が最高においしい」といった称賛の声が溢れ、国境を越えて日本食の魅力を強烈に焼き付けました。食を通じて文化を伝えることの力強さを感じさせられますね。私自身、このエピソードを聞くと、食が持つポジティブなエネルギーの可能性に改めて感動を覚えます。

2010年10月31日の万博閉幕後、この看板は凱旋帰国を果たし、2011年からは再び道頓堀の街を見守り続けています。今でも訪日する中国人観光客から「上海で見たあの味をまた食べたい」と熱い声が届くそうで、このプロジェクトがいかに多くの人の心に残っているかが分かります。大阪の誇るソウルフードは、これからも世界中の人々の笑顔をつないでいくことでしょう。

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