全国のビールファンを虜にする「よなよなエール」などのクラフトビールでおなじみ、ヤッホーブルーイングが大きな一歩を踏み出します。2020年2月6日、同社は2020年中に本社機能を長野県御代田町へ移転すると発表しました。事業の急速な拡大に伴い、これまでのオフィスでは社員の皆様が働くスペースが不足してきたことが主な理由です。新しい拠点となるのは、しなの鉄道・御代田駅の北側に位置するエリア。これまでの約3倍もの広さを誇るオフィスで、新たな「ビール文化」の創造が始まろうとしています。
今回の移転先である御代田町は、同社にとって運命の場所とも言えるかもしれません。移転の決め手のひとつには、町による極めて熱心な誘致活動があったそうです。単なる企業の引っ越しという枠組みを超え、ヤッホーブルーイングと御代田町がタッグを組むことで、地域に新しい風を吹き込もうとする姿勢が伝わってきますね。SNS上でも、「地元のビールがもっと身近になるのでは」「新しいオフィスに遊びに行きたい!」といった期待の声が早くも寄せられており、地域の活性化に向けた明るいニュースとして注目を集めています。
地域と共に成長するクラフトビールの未来
新しい事業所は、ただのオフィスではありません。将来的にはカフェやレストランの併設も検討されており、その場で造りたてのビールを楽しめるスポットになる可能性も秘めています。まさに、醸造所が地域の社交場となる「ブルワリーパブ」のような存在を目指しているのでしょう。なお、これまで通りビール本体の製造拠点は佐久市に残りますが、新事業所にも小規模な生産設備を導入する予定とのこと。身近な場所でビールの香りを楽しめる空間ができることは、ファンにとってこれ以上ない喜びと言えるのではないでしょうか。
さらに、今回の連携はビジネス面でも注目されています。御代田町の「ふるさと納税」の返礼品として同社のビールが採用されるなど、両者が互いに高め合う関係を築こうとしています。井手直行社長が語る「地元に貢献したい」という熱い想いと、小園拓志町長が期待を寄せる「企業から学ぶ組織づくり」という視点。お互いの強みを活かし合うことで、単なる経済効果だけではない、持続可能な地域社会のモデルケースになることを私は強く願っています。この先、御代田町がクラフトビールの街として全国に名を馳せる日が、今から楽しみでなりません。
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