【独自深掘り】JR四国が高齢者デイサービス事業から撤退へ!約4000万円を投じた新規事業の明暗と今後の収益源は?

人口減少が深刻化する四国エリアにおいて、事業収益の約6割を占める鉄道運輸事業の経営環境が厳しさを増す中で、JR四国は新たな収益の柱を確立しようと模索していました。その一環として、2018年8月から9月にかけて、高齢者向けのリハビリ特化型デイサービス事業に参入しました。これは、東京の企業であるインターネットインフィニティー(IIF)との共同事業で、地域の社会貢献と将来の安定的な収益確保を目指した挑戦だったと言えるでしょう。しかし、わずか1年足らずの2019年6月27日、同社はこの事業からの撤退を決定したことが判明しました。

JR四国が撤退するのは、香川県内に開設した「JR四国レコードブック栗林駅前」(高松市)と「JR四国レコードブック丸亀駅前」(香川県丸亀市)の2施設です。これらの施設は、同年7月1日をもって、共同運営パートナーであったIIFの単独運営へと移行します。これに伴い、施設名からは「JR四国」の冠が外されることになります。現在、この2施設を利用されているおよそ100名の会員の方々に対しては、従来通りサービスが継続して提供される予定ですので、ご安心ください。

この新規事業への参入は、2018年6月に正式に発表され、JR四国は約4000万円を投じて高松市と丸亀市に施設を整備しました。全国展開する**「レコードブック」ブランドの運営ノウハウをIIFから吸収し、開業から6カ月から1年後を目途に自社運営に切り替える青写真を描いていたのです。当時は、この2施設で年間8000万円の売上高を目指し、将来的には四国エリアで数十店舗を展開する大きな構想を抱いていました。それだけに、今回の撤退判断は、非常に断腸の思いだったと推察されます。

撤退の主な理由としては、リハビリ特化型デイサービスという専門性の高い分野の運営ノウハウを、当初の計画通りに短期間で習得することが困難であると判断したためです。特に、高齢者向けの介護・福祉サービスは、高い専門知識と細やかな配慮が求められるホスピタリティ産業であり、単に設備を整えるだけでは成功に繋がらないという難しさが浮き彫りになったと言えます。この報道を受けて、SNS上では「やはり鉄道会社が畑違いの分野でいきなり成功するのは難しい」「地域社会への貢献を期待していただけに残念」といった、失望の声と事業の難しさを指摘する声が多く見られました。

今回の新規事業からの早期撤退は、もちろん厳しい結果です。しかし、この挑戦から得られた知見と教訓は、今後の経営戦略において重要な財産となるはずです。人口減少社会を迎え、JR四国が主力の運輸事業以外で安定的な収益源を確立することは、企業存続のために避けて通れない経営課題であります。今後は、今回の反省点を踏まえ、鉄道会社としての強みを活かせる分野や、四国という地域特性に深く根ざした持続可能性の高い**関連事業の育成に、改めて注力していくことが求められるでしょう。私は、この挑戦をやめずに、地域に貢献できる新たな収益の種をまき続けてほしいと強く願っています。

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