トイレットペーパーの革命!丸富製紙が挑む新素材CNFで「芯なし」の弱点を克服、2022年目標へ

毎日の生活に欠かせないトイレットペーパーに、今大きな変革の波が押し寄せています。再生紙の製造で広く知られる丸富製紙株式会社が、次世代の植物由来素材を駆使した画期的な技術を開発しました。これまで主流だった「芯なし」製品の課題をクリアするこの試みは、業界内外から非常に大きな注目を集めています。SNS上でも「あのプチストレスがなくなるかもしれない」「日本の技術力は本当に素晴らしい」といった期待の声が続々と上がっており、ユーザーの関心の高さがうかがえるでしょう。

今回主役となるのは「セルロースナノファイバー」という、木材などから抽出される最先端の天然繊維です。この素材は鋼鉄の5倍の強度を持ちながら、重量は5分の1という驚異的な特性を秘めています。自動車や航空機の部品への応用が期待される中、同社はなんとトイレットペーパーの中心部にこの技術を導入しました。これにより、巻芯のないペーパーにありがちだった弱点を一気に克服することに成功したのです。

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輸送時の変形を防ぐ驚異の強度アップ

これまでの芯なしペーパーは、製造時や運ぶ段階で強い力が加わると、中心の空洞が潰れやすいという難点がありました。変形するとホルダーにセットしづらくなったり、使用時に不快な音が響いたりしてしまいます。丸富製紙は従来の水の代わりにこの新素材を吹き付ける製法を編み出し、中心部の強度を20%も高めることに成功しました。現在は特許も出願中であり、形が崩れる心配のない画期的な製品の誕生に期待が高まります。

1ロールが非常に長く長持ちする芯なしペーパーは、これまで商業施設などでの利用が中心でした。しかし近年は、取り替える手間が省けることから一般家庭への普及も急速に進んでいます。今回のイノベーションを後押しした静岡県の富士工業技術支援センター側も、製品が抱える最大の弱点へピンポイントに新素材を適用した、その優れた着眼点を高く評価しているようです。

環境にも優しい未来へ向けた大増産計画

この新技術をすべての芯なし製品へ導入するため、同社は2020年3月に生産体制の劇的な強化を予定しています。製造中に出てしまう紙の端材を再利用して新素材を作る装置を増設し、生産能力を従来の15倍にまで引き上げる計画です。2015年から発売している通常の5倍長持ちする超長尺ペーパーは、5年間で出荷量が約1.8倍に急増しており、今や全生産量の35%を占める主力へと成長しました。

1955年の設立以来、日本初の芯なし製品を生み出したパイオニアである丸富製紙は、国内で15%のシェアを誇ります。2020年3月期にはグループ全体で450億円の売上を見込んでおり、新技術の導入を経て2022年3月期には500億円の壁を突破する構えです。芯の製造にかかる年間10億円のコストを削減し、ゴミを出さない環境配慮の姿勢は、持続可能な社会を目指す現代において非常に意義深い取り組みだと私は確信しています。

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