世界中で緊張が高まっている新型肺炎の動向ですが、国内の対応にも新たな変化が生じています。厚生労働省は2020年2月6日、新型コロナウイルスに感染してから症状が出るまでの「潜伏期間」の見通しを、これまでの10日間から12.5日間に変更すると公表しました。ウイルスの性質が徐々に明らかになるにつれ、より慎重な水際対策が求められている状況が伺えます。
ここで言う潜伏期間とは、体内にウイルスが侵入してから最初の発熱や咳などの症状が出るまでの期間を指します。この専門的な指標が見直されたことにより、中国の武漢市から政府のチャーター機で帰国された方々の生活にも影響が出てきました。当初の予定を大きく変更せざるを得ない事態となっています。
現在、千葉県内のホテルで健康観察のため待機している帰国者のみなさんですが、退出できる日付が当初予定されていた2020年2月9日から、2020年2月12日以降へとずれ込むことが明らかになりました。安全第一とはいえ、隔離生活を送る方々の精神的な負担が増すのではないかと懸念されます。
この突然の延期発表に対し、SNS上では「帰国された方々が本当にかわいそう」「あともう少しだったのに、あと3日も伸びるのは精神的にきついはず」といった、滞在者を思いやる同情の声が相次いでいます。その一方で、「感染拡大を防ぐためには、これくらい厳格な防衛策をとる方が安心できる」という、国の決断を支持する意見も多く見られました。
個人的な意見として、不自由なホテル暮らしを余儀なくされている帰国者の方々のストレスは計り知れませんが、国内への感染拡大を食い止めるための措置としては、今回の延長はやむを得ない英断だと考えます。見えないウイルスとの戦いだからこそ、過剰なほどの手を打つことが、結果として国民の安全を守る最善の道になるでしょう。政府には、滞在されている方々への手厚いメンタルケアも同時に尽くしてほしいと願います。
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