夏の気配がいよいよ色濃くなってきた2019年7月1日、神奈川県の三浦半島エリアで、旅好きにはたまらない画期的な新サービスがスタートしました。京浜急行電鉄と、その系列である京急三崎タクシーがタッグを組み、新たな観光タクシーの運行を開始したのです。これは単なる移動手段の追加ではありません。これまで以上に自由で、そして優雅な「三浦時間」を過ごすための、新しい扉が開かれたと言っても過言ではないでしょう。
今回の目玉は、なんといってもあの「みさきまぐろきっぷ」との連動企画である点です。ご存じない方のために解説しますと、このきっぷは往復の電車運賃に加え、現地でのバス乗車券、そして絶品のマグロ料理が味わえる食事券などがセットになった、京急電鉄が誇る大人気のお得な周遊券です。今回のサービスは、このきっぷを購入した方限定の特別なオプショナルプランとして提供されます。
公共交通機関の「限界」を超える、自由な旅へ
これまで電車やバスだけではアクセスしにくかった、隠れた名所や絶景ポイントへも、タクシーならばスムーズに足を運ぶことができます。大きな荷物を抱えてバス停で待つ必要もありません。まさに「手ぶら観光」の快適さを享受できるのが最大のメリットです。SNS上でも早速、「バスの時間を気にしなくていいのは神!」「親を連れて行くのに最高かも」といった、期待と喜びの声が上がり始めています。
用意されたコースは、滞在時間に合わせて選べる2種類です。2時間コースは1台あたり8470円、よりゆったり回れる3時間コースは1万2490円となっています。一見すると贅沢な価格設定に見えるかもしれません。しかし、これは「1台あたり」の料金です。例えば家族や友人4人で割り勘にすれば、一人当たり2000円から3000円程度で、プライベートな移動空間が手に入ると考えれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えるでしょう。
編集部が注目する「ラストワンマイル」の解消
利用方法は非常にシンプルで、利用したい時間の1時間前までに配車センターへ電話予約をするだけです。モデルコースの一例としては、三崎港で美味しいマグロランチを堪能した後、タクシーで地元の神社や城ケ島大橋など6カ所のスポットを巡り、最後は三浦海岸駅へ向かうといったプランが提案されています。美味しい食事とお酒を楽しんだ後、涼しい車内で移動できるのは至福のひとときですね。
私自身、旅の編集者として常々感じていたのが、地方観光における「二次交通(ラストワンマイル)」の課題でした。主要駅までは行けても、そこからの細かな移動が不便だと、どうしても足が遠のいてしまいます。今回の京急グループの取り組みは、そうした観光客の隠れたストレスを見事に解消する一手だと確信しています。今年の夏は、進化した三浦半島で、ストレスフリーな休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
コメント