介護現場のDX革命!低コストでスタッフを救うスマホ連動ナースコール「パルモスマートコール」の衝撃

深刻な人手不足が叫ばれる介護業界において、現場の負担を劇的に軽減する画期的なシステムが登場しました。静岡県沼津市に拠点を置く介護福祉機器ベンチャー「iSEED(アイシード)」が開発した、スマートフォン連動型の次世代ナースコールシステムです。

このシステムは、2019年11月現在、静岡県伊豆の国市の高齢者施設で先行導入が始まっています。従来のナースコールの常識を覆す利便性とコストパフォーマンスの高さから、SNS上でも「これこそ現場が求めていたIT化だ」「無駄な駆けつけが減りそう」と期待の声が広がっているのです。

最大の特長は、最新の無線通信技術である「LoRa(ローラ)」を採用した点にあります。LoRaとは、少ない電力で数キロメートルもの長距離通信が可能な「LPWA(低消費電力広域ネットワーク)」の一種です。この技術により、これまで必須だった大規模な配線工事が一切不要となりました。

工事の手間が省けることで、導入費用は驚くほど抑えられています。50床規模の施設であれば、工事費を含めても約400万円程度で設置が可能です。一般的な有線システムでは1000万円以上のコストがかかることも珍しくないため、実に3分の1以下の予算で最新設備を整えられる計算になります。

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スマホひとつで業務が完結!効率化の鍵は「可視化」にあり

入居者がベッドサイドの送信機を押したり、徘徊防止のマットを踏んだりすると、スタッフの手元にあるスマホが即座に振動と音声で通知します。特筆すべきは、対応状況をリアルタイムで共有できる点でしょう。誰かが「対応ボタン」を押せば、他のスタッフのスマホにもその旨が通知される仕組みです。

これにより、従来のPHS端末で多発していた「複数のスタッフが同じ部屋へ駆けつけてしまう」という非効率な重複対応を防げます。また、対応後には画面上の「食事」や「排泄処理」といった項目をタップするだけで、そのまま業務記録に反映される点も非常に魅力的だと言えるでしょう。

さらに、オプションの「パルモビジョン」を導入すれば、駆けつける前にカメラ映像で室内の状況を確認できます。ご本人のプライバシーに配慮しつつ、緊急度の高い事案かどうかを事前に判断できる機能は、限られた人数で施設を回す現場にとって、心理的なゆとりを生む大きな助けとなるはずです。

iSEEDは2014年の設立以来、無線技術で在宅介護を支えてきた実力派企業です。2019年12月には松江市、2020年1月には東京都の施設でも導入が決まっており、同社は2022年度に売上高2億円を目指す構えです。テクノロジーが現場の「優しさ」を支える時代が、今まさに幕を開けようとしています。

編集部より:テクノロジーこそが介護の質を高める鍵

今回のシステムが優れている点は、単なる「便利グッズ」に留まらず、スタッフの歩行距離や事務作業の時間を物理的に削減している点です。介護の質は、スタッフの心の余裕に直結します。記録作業の自動化や空振りの防止は、結果として入居者と向き合う時間を増やすことに繋がるでしょう。

中小規模の施設にとって、1000万円を超える設備投資は高いハードルでした。しかし、400万円という現実的な価格設定であれば、IT化への一歩を踏み出しやすくなるはずです。こうした技術が普及することで、介護職が「きつい仕事」から「テクノロジーを使いこなす専門職」へとイメージを変えていくことを切に願います。

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