2019年11月13日、愛知県のヒルトン名古屋にて、これからのビジネスのあり方を問う興味深い講演会が開催されました。名古屋日経懇話会が主催したこの例会では、一橋大学大学院で特任教授を務める伊藤邦雄氏が登壇し、投資家とのコミュニケーションや環境問題へのアプローチについて熱弁を振るっています。
氏が掲げたテーマは、「ROESG経営がもたらす企業・投資・社会の変革」という非常に示唆に富むものでした。近頃、SNS上でも「これからの投資先は環境配慮が必須条件」といった若手投資家の声が急増しており、市場の関心が新しい方向へとシフトしているのが伺えるでしょう。
世界を牽引するESG投資の波
講演の中で伊藤氏は、世界最大規模の資産運用会社であるブラックロックの動向を例に挙げました。同社のように巨額の資金を動かす機関投資家たちは現在、企業の「ESG」への取り組みを極めて重要視しています。ESGとは、環境、社会、企業統治の英語の頭文字を合わせた言葉であり、企業の持続可能性を測るための大切な指標なのです。
さらに伊藤教授が提唱する「ROESG」とは、自己資本利益率を示すROEと、先ほどのESGを掛け合わせた独自の概念を指します。つまり、企業が効率的に利益を稼ぎ出す力と、社会的な責任を果たす姿勢の両方を同時に追い求めることを意味しているわけです。
次世代に向けた企業価値の創造
「利益と環境対応の両方を追求することこそが、結果として企業価値の向上に直結する」と伊藤教授は力強く語りました。私自身もこの考えには深く共感しており、目先の利益だけを追い求める古いビジネスモデルは、すでに限界を迎えていると感じています。社会的な課題に真摯に向き合う企業こそが、消費者からも投資家からも長く愛される存在になるはずです。
企業活動と社会貢献が美しく融合する未来は、すぐそこまで来ています。なお、こうした先進的な学びが得られる名古屋日経懇話会では、現在も新たな会員を募集しているとのこと。ご興味のある方は、ぜひ事務局(052-243-3307)まで直接お問い合わせになってみてはいかがでしょうか。
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