2019年12月23日、東京都庁において「ソサエティ5.0」の実現に向けた有識者検討会の最終会合が開催されました。これまで重ねられてきた熱い議論が報告書としてまとめられ、いよいよ2020年1月下旬に公表される予定の都の構想策定へと反映される段階に突入します。
この「ソサエティ5.0」とは、狩猟社会や農耕社会といった人類の歩みに続く、5番目の新しい社会の形を指しています。IoTや人工知能、ビッグデータをあらゆる産業や生活に取り入れることで、経済発展と社会課題の解決を両立させる「超スマート社会」を目指す壮大なプロジェクトなのです。
小池百合子知事は会合の席で、これまでの専門家による提言に深い感謝の意を表しました。さらに「ソサエティ5.0といえば東京だ」と世界から認知されるような、唯一無二の取り組みにしたいと意欲を語っています。デジタル化の波に乗り遅れないという強い覚悟が感じられますね。
行政データの開放と次世代移動サービス「MaaS」が変える暮らし
今回の報告書案で特に注目すべきは、東京都が保有する行政データを積極的に公開していく姿勢を打ち出した点でしょう。オープンデータ化が進むことで、民間企業による革新的なサービスの創出が期待されます。SNS上でも「都のデータが使いやすくなれば、利便性が飛躍的に向上するはず」といった期待の声が寄せられています。
また、複数の交通手段をITで統合し、検索から予約、決済までを一つのサービスとして提供する「MaaS(マース)」の推進も明記されました。電車やバス、タクシーをシームレスにつなぐこの仕組みは、移動の概念を根底から覆す可能性を秘めています。
キャッシュレス決済の普及も加速させる方針であり、現金不要のスマートな日常がすぐそこまで来ているようです。私個人としては、テクノロジーの導入自体を目的とするのではなく、それが都民一人ひとりの幸福感や「住みやすさ」にどう直結するかが、構想成功の鍵を握ると考えています。
東京という巨大都市がデジタルシフトを宣言したことは、日本全体の未来を占う試金石となるでしょう。2019年12月24日現在の熱量を維持したまま、具体的な施策が次々と実行されることを願ってやみません。これからの東京の変貌から、目が離せない状況が続いていきそうです。
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