高齢ドライバーの「免許更新」に新基準!実車試験導入とサポカー限定免許で変わるシニアのカーライフ

2019年12月19日、警察庁は高齢ドライバーによる悲惨な事故を防ぐため、免許更新時に実際の運転技能を確認する「実車試験」を導入する方針を固めました。近年、操作ミスに起因する重大事故が社会問題となっており、従来の認知機能検査だけでは防げないリスクをどう抑えるかが議論されてきたのです。

実車試験は、2019年4月に東京・池袋で発生した痛ましい暴走事故など、繰り返される悲劇を食い止めるための強力な一手となるでしょう。SNS上でも「もっと早く導入すべきだった」「技術が伴わないなら免許返納は致し方ない」といった、制度の厳格化を支持する声が目立っています。

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対象者は誰?生活の足を守りつつ安全を確保する仕組み

気になる試験の対象は、75歳または80歳以上のドライバーのうち、信号無視や大幅な速度超過といった重大な違反歴がある人に限定される見通しです。2018年末時点で75歳以上の免許保有者は約560万人に達しますが、生活への影響を最小限にするため、対象は全体の数%程度に絞り込まれる予定となっています。

実車試験とは、自動車教習所などで実際にハンドルを握り、一時停止や右左折といった基本的な動作を審査する仕組みです。この試験をクリアできなければ免許の更新が認められないという「強制力」を持つ点が、これまでの制度とは大きく異なるポイントといえるでしょう。

編集者の視点から言えば、この「違反歴がある人」に絞るという手法は、個人の権利と公共の安全を天秤にかけた、現実的かつ妥当な妥協点だと感じます。一律に年齢で区切るのではなく、個々の運転能力を客観的に評価する姿勢は、公平性の観点からも納得感があるのではないでしょうか。

サポカー限定免許の創設と「卒車」への優しい導き

また、今回の改革では「サポカー限定免許」という新しい制度も検討されています。これは自動ブレーキなどの先進安全技術を搭載した「セーフティ・サポートカー(通称:サポカー)」に限り運転を許可するもので、個人の意思で選択できる任意制となる見込みです。

最新技術を活用して事故のリスクを減らすこの免許は、急に車を手放すことが難しい地域に住む方々にとって、ソフトランディングな「卒車」への道しるべとなるはずです。試験の回数制限を設けないなどの配慮も検討されており、高齢者の自尊心を傷つけずに安全を促す工夫が随所に見られます。

しかし、専門家が指摘するように、運転をやめることが体力の低下や認知症の進行を招く可能性も否定できません。私たちは免許を返上した後の移動手段の確保など、高齢者が社会から孤立しないための支援体制を、国家レベルでさらに充実させていく必要があると強く感じます。

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