名古屋の百貨店売上高ランキング2019!JR名古屋高島屋がV5達成、ヒットの裏側とSNSのリアルな声

東海エリアのトレンド発信地である名古屋の街が、にぎやかな熱気に包まれています。名古屋市内の主要デパートが2020年01月06日に発表した2019年の販売実績の速報データによると、各店が知恵を絞った大激戦が繰り広げられたことが分かりました。激しい競争のなかで王座に輝いたのは、圧倒的な強さを見せつけたJR名古屋高島屋です。なんと5年連続で首位の座を死守するという快挙を成し遂げました。

JR名古屋高島屋の年間トップを支えたのは、前年から2%ほど数字を伸ばして1658億円に達した驚異的な販売力です。長引いた梅雨や記録的な暖冬に見舞われ、アパレル部門は全国的に厳しい状況が続きました。しかし、こちらの店舗ではバレンタインをはじめとする大型催事、つまり期間限定の特別イベントが大成功を収めています。このイベントの熱量が呼び水となり、年間の購入額とお店を訪れたお客様の数はともに過去最高を塗り替えました。

この華々しいニュースに対して、SNS上では「高島屋のバレンタインは熱気が凄すぎてお祭り騒ぎだった」「限定スイーツを目当てに何度も通ったから納得の1位」といった歓喜の声が溢れています。こうしたファンの熱量を見る限り、単にモノを売る場所ではなく、ワクワクする体験を提供する空間として愛されているのだと感じます。これからは、ネット通販には真似できない「リアルな感動」をいかに演出できるかが、実店舗の生命線になるでしょう。

一方で、老舗の松坂屋名古屋店も負けてはいません。年間の実績は1178億円と、前年並みの水準をしっかりとキープしました。2019年03月に新しくオープンした女性向けの複合フロア「キキヨコチョ」が大きな話題を呼び、新しい客層を取り込むことに成功しています。大型台風の影響による臨時休業という予期せぬ不運に見舞われながらも、魅力的な売り場づくりによって見事にその穴をカバーした形です。

さらに注目すべきは、5年ぶりに前年の実績を上回る快挙を達成した名鉄百貨店本店でしょう。前年比2%増となる450億円をたたき出し、見事な復活劇を遂げました。最大の勝因は、名古屋駅直結という抜群のアクセス性をフルに活かして、日本を訪れる外国人観光客による「インバウンド需要」を貪欲に取り込んだことです。外国人旅行者が免税手続きを行って買い物をする額は、前年から約38%も急増しました。

このように各店が奮闘したものの、2019年12月単体で見ると、記録的な暖冬が各デパートの大きな足枷となってしまいました。冬物衣料の動きが鈍かった影響などから、すべての店舗で前年の実績を下回る結果となり、全体の売上高は前年同月比6%減の460億円に落ち込んでいます。JR名古屋高島屋の分析によると、2019年10月に実施された消費税増税による買い控えの影響が、冬になっても色濃く残っているようです。

お財布の紐が固くなる増税後の冷え込みは、現場の想像以上に深刻なものだと推察されます。SNSでも「増税してからデパコスを買う回数を減らした」「冬服が欲しかったけれど暖かくて見送った」というリアルな本音が漏れていました。今後は、天候や国の政策といった自分たちではコントロールできない逆風に立ち向かうため、個々の店舗がどれだけ独自のアイデンティティを打ち出せるかが、生き残りの鍵を握るはずです。

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